...相応の賑ひを見せて居る真砂町の大逵(おほどほり)とは...
石川啄木 「菊池君」
...真砂座時代紅葉山人ノ「夏小袖」ノオ嬢サンニナッタ時...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...たとえば「三角芝(さんかくしば)の足舐(あしねぶ)り」とか「T橋のたもとの腕真砂(うでまさご)」などという類である...
寺田寅彦 「化け物の進化」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...濡れた水着のままでよく真砂座(まさござ)の立見(たちみ)をした事があった...
永井荷風 「夏の町」
...「まず――紀州牟婁郡真砂(むろごおりまさご)の里に清次(きよつぐ)の庄司(しょうじ)という方がおありなすったと思召(おぼしめ)せ」「なるほど」六助の物語に拍子(ひょうし)を入れるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから真砂町(まさごちょう)で野々宮君に西洋料理のごちそうになった...
夏目漱石 「三四郎」
...当時真砂町に富士見軒という小さい西洋料理屋のあったことや...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...真砂町の喜三郎兄哥(あにき)も持て余していました」「フーム」「その本所の友達のところを当ってみると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はお仙の顔と、喜三郎の顔を等分に見比べておりましたが、「真砂町の、済まないが、俺にちょいと任せては貰えないか、少し訊いておきたいことがあるが」変なことを言い出します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あのお神さんを縛ったものだろうか」自分の家の方へ帰って行くお仙の後ろ姿を見送って真砂町の喜三郎は言いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...来い、八」「ヘエ」「その脇差を借りて行くぜ、真砂町の」「あ、いいとも」平次は油紙を一枚貰って、泥と血に塗(まみ)れたのをクルクルと巻くと、金沢町へ飛びました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは真砂町の親分さん」日傭取(ひようとり)の与八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それからこの本郷真砂町までやって来た...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...浜の真砂のように数限りない人慾は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...真砂町(まさごちょう)まで行くのだ...
正岡子規 「初夢」
...真砂庄司の女(むすめ)というも謡曲に始めて見え...
南方熊楠 「十二支考」
...浜の真砂(まさご)の数限りもあるまい...
夢野久作 「近世快人伝」
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