...極めて少数の例として生物相食むの事実があるの故も以て...
石川三四郎 「吾等の使命」
...そういう一切の同胞相食むの愚を即刻捨て去らねばならないのだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...さらに骨肉相食む類の醜態を誘発して人類の風紀は下等動物以下に堕落するのは火をみるより明らかなことで...
海野十三 「放送された遺言」
...悲しいかな、身心相食む...
種田山頭火 「其中日記」
...〔昭和二十七年五月〕骨肉相食む悲しみ時代小説の底に流れるものいま...
吉川英治 「折々の記」
...といふのは正にこの二つの戰ひこそ骨肉相食む戰ひだからであります...
吉川英治 「折々の記」
...立ちどころに骨肉同士相食む修羅を演じて亡んでゐるのであります...
吉川英治 「折々の記」
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