...相知のない関係では、深い信頼関係は築けない...
...彼とは相知の仲で、何でも話し合える...
...お互いに相知れているので、あまり言葉を交わさなくても通じ合う...
...相知に基づく友情は、時間を経ても変わらない...
...この仕事は相知の仲間だけでやり遂げよう...
...不図来年御渡海之儀も不相知候故...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...平生相知る間を集めて展観したのだから...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...吾(われ)もなよびかのあえかの人(ひと)と相知(あひし)りて...
薄田淳介 「白羊宮」
...彼れと相知るに及んで...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...互に心中を相知り...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...蜀山人始め寝惚(ねぼけ)先生と号して狂詩集を梓行(しこう)せしは明和四年十九歳の時にしてその先輩平秩東作平賀鳩渓(ひらがきゅうけい)らと始めて相知れり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ここに詩人蒲原有明(かんばらありあけ)子新声社の主人と相知れる由(よし)を聞き子を介して新声社に赴(おもむ)き『夢の女』と題せし一作三百枚ほど持てあましたるものをば原稿料は無用なればとて...
永井荷風 「書かでもの記」
...何を申すも、この通り夜分の儀でござる故、ともあれ、こちらへお越しあって拙者が控えで、粗茶など一つ召上られてはいかがでござるな」「それは千万かたじけない、然(しか)らば、お言葉に甘えて……」百九十三そこで道庵は、相知らずして、米友と入れ替りにこの家の客となったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...相知ることの最もすくない仲であつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...竜伯様(島津義久)惟新様(島津義弘)至二御代に一、日本国中、天下よりたばこ御禁制に被二仰渡一、御国許(くにもと)之儀は、弥(いよいよ)稠敷(きびしく)被二仰渡一候由候処に、令(せしめ)二違背一密々呑申者共有レ之、後には相知、皆死罪に為レ被二仰渡一由候云々...
穂積陳重 「法窓夜話」
...かくて根津七軒町の富本の師匠豊志賀(とよしが)と相知るのである(これが宗悦の娘であることはすでに述べた)...
正岡容 「我が圓朝研究」
...後日に相知るゝ御事...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...「余与混外上人相知五六年於茲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「余与金輪寺混外上人相知五六年於茲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...創口腫上(はれあが)り深さ相知不申(あひしれまをさず)...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...同じ世に生れて相知れること二十年...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...満鉄の図書館を訪うて松崎鶴雄先生と相知る喜びをも得た...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...川上三太郎氏らと相知る...
吉川英治 「年譜」
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