...相知のない関係では、深い信頼関係は築けない...
...彼とは相知の仲で、何でも話し合える...
...お互いに相知れているので、あまり言葉を交わさなくても通じ合う...
...相知に基づく友情は、時間を経ても変わらない...
...この仕事は相知の仲間だけでやり遂げよう...
...相知れる人や無からむ...
石川啄木 「詩」
...不図来年御渡海之儀も不相知候故...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...驛長とは、相知る仲なれば、不足の賃金の二倍を借りて、それで汽車賃をすましぬ...
大町桂月 「親子遠足の感」
...吾(われ)もなよびかのあえかの人(ひと)と相知(あひし)りて...
薄田淳介 「白羊宮」
...一月廿六日曇、雨、晴、行程六里、相知、幡夫屋(二五・中)折々しぐれるけれど、早く立つて唐津へ急ぐ、うれしいのだ、留置郵便を受取るのだから、――しかも受け取ると、気が沈んでくる、――その憂欝を抑へて行乞する、最初は殆んど所得がなかつたが、だん/\よくなつた...
種田山頭火 「行乞記」
...彼れと相知るに及んで...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...私と泉君とは遂に相知る機会がなかつた...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...互に心中を相知り...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...心あたり漏れなく問合せ候ても一向に相知れ申さず候につき...
永井荷風 「榎物語」
...これより先(さき)生田葵山書肆(しょし)大学館と相知る...
永井荷風 「書かでもの記」
...相知ることの最もすくない仲であつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...相手は正当の新婦と相知る場合にも...
二葉亭四迷 「平凡」
...竜伯様(島津義久)惟新様(島津義弘)至二御代に一、日本国中、天下よりたばこ御禁制に被二仰渡一、御国許(くにもと)之儀は、弥(いよいよ)稠敷(きびしく)被二仰渡一候由候処に、令(せしめ)二違背一密々呑申者共有レ之、後には相知、皆死罪に為レ被二仰渡一由候云々...
穂積陳重 「法窓夜話」
...月江は「阿兄阿弟我相知」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...互いに相知らずに分散して住んでいたのだった...
柳田国男 「海上の道」
...殊に私は歌の方で早くから松浦先生の所で相知り...
柳田国男 「故郷七十年」
...同じ世に生れて相知れること二十年...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...行方のほども相知れぬ由にござります」とのことであった...
吉川英治 「三国志」
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