...相知のない関係では、深い信頼関係は築けない...
...彼とは相知の仲で、何でも話し合える...
...お互いに相知れているので、あまり言葉を交わさなくても通じ合う...
...相知に基づく友情は、時間を経ても変わらない...
...この仕事は相知の仲間だけでやり遂げよう...
...姉ほどには驚かずこの頃相知りたる北竜村の西島清太氏も驚き...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...吾(われ)もなよびかのあえかの人(ひと)と相知(あひし)りて...
薄田淳介 「白羊宮」
...風間七郎から紹介されて相知ったのである...
太宰治 「花火」
...長崎と江戸と距てては相知るところがなかつたであらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ここに詩人蒲原有明(かんばらありあけ)子新声社の主人と相知れる由(よし)を聞き子を介して新声社に赴(おもむ)き『夢の女』と題せし一作三百枚ほど持てあましたるものをば原稿料は無用なればとて...
永井荷風 「書かでもの記」
...何を申すも、この通り夜分の儀でござる故、ともあれ、こちらへお越しあって拙者が控えで、粗茶など一つ召上られてはいかがでござるな」「それは千万かたじけない、然(しか)らば、お言葉に甘えて……」百九十三そこで道庵は、相知らずして、米友と入れ替りにこの家の客となったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...相知ることの最もすくない仲であつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...相手は正当の新婦と相知る場合にも...
二葉亭四迷 「平凡」
...かくて根津七軒町の富本の師匠豊志賀(とよしが)と相知るのである(これが宗悦の娘であることはすでに述べた)...
正岡容 「我が圓朝研究」
...記録に牽強多くて事歴の真相知れがたきも...
南方熊楠 「十二支考」
...「余与金輪寺混外上人相知五六年於茲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...創口腫上(はれあが)り深さ相知不申(あひしれまをさず)...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...同じ世に生れて相知れること二十年...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...今また令弟と相知る機会を得たのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...自己と先帝玄徳と相知った機縁を追想し...
吉川英治 「三国志」
...相知る人間同士の別れというようなものなどが――この寂(しず)かな昼の大気につつまれた頭の中でしいんと考える対象になる...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここで相知ったことである...
吉川英治 「新書太閤記」
...川上三太郎氏らと相知る...
吉川英治 「年譜」
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