...相知のない関係では、深い信頼関係は築けない...
...彼とは相知の仲で、何でも話し合える...
...お互いに相知れているので、あまり言葉を交わさなくても通じ合う...
...相知に基づく友情は、時間を経ても変わらない...
...この仕事は相知の仲間だけでやり遂げよう...
...我輩は君と相知ること深かりしにはあらねどまた因縁浅しということを得ない...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...姉ほどには驚かずこの頃相知りたる北竜村の西島清太氏も驚き...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...こゝの相知(chi)もおもしろい...
種田山頭火 「行乞記」
...長崎と江戸と距てては相知るところがなかつたであらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...蜀山人始め寝惚(ねぼけ)先生と号して狂詩集を梓行(しこう)せしは明和四年十九歳の時にしてその先輩平秩東作平賀鳩渓(ひらがきゅうけい)らと始めて相知れり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...更に様子相知れ申さず候故...
永井荷風 「榎物語」
...何を申すも、この通り夜分の儀でござる故、ともあれ、こちらへお越しあって拙者が控えで、粗茶など一つ召上られてはいかがでござるな」「それは千万かたじけない、然(しか)らば、お言葉に甘えて……」百九十三そこで道庵は、相知らずして、米友と入れ替りにこの家の客となったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...書かぬ文字言はぬ言葉も相知れど如何すべきぞ住む世隔る しみじみとこの六月程物云はでやがて死別の苦に逢へるかな 信濃路の明星の湯に友待てば山風荒れて日の暮れし秋 我泣けど君が幻うち笑めり他界の人の云ひがひもなく から松の山を這ひたる亡き人の煙の末の心地する雨休みなく地震(なゐ)して秋の月明にあはれ燃ゆるか東京の街大正十二年秋の関東大震災は今日から見れば大したことでもなかつたが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...相手は正当の新婦と相知る場合にも...
二葉亭四迷 「平凡」
...大島得郎君の紹介で一夜京は島原の角屋(すみや)に遊んで相知ったS太夫という若い美しい堺の芸妓くずれの傾城に私はたいそう心を傾けてしまったのであるが...
正岡容 「わが寄席青春録」
...近来生らの相知れる人の中に歌よみにはあらでかへつて古調を巧(たくみ)に模する人少からぬことを知り申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...近来生らの相知れる人の中に歌よみにはあらでかえって古調を巧(たくみ)に模する人少からぬことを知り申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...』かくして彼金子鋭吉と自分とは相知るに至つたのである...
村山槐多 「悪魔の舌」
...文化元年七月十三日、罷出候而罷帰不申、行衛不相知...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...創口腫上(はれあが)り深さ相知不申(あひしれまをさず)...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...今また令弟と相知る機会を得たのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ここで相知ったことである...
吉川英治 「新書太閤記」
...川上三太郎氏らと相知る...
吉川英治 「年譜」
便利!手書き漢字入力検索