...相知のない関係では、深い信頼関係は築けない...
...彼とは相知の仲で、何でも話し合える...
...お互いに相知れているので、あまり言葉を交わさなくても通じ合う...
...相知に基づく友情は、時間を経ても変わらない...
...この仕事は相知の仲間だけでやり遂げよう...
...相知れる人や無からむ...
石川啄木 「詩」
...幸徳秋水と相知り相許すに至つてから...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...風間七郎から紹介されて相知ったのである...
太宰治 「花火」
...三 兄弟相知るもっとも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...蜀山人始め寝惚(ねぼけ)先生と号して狂詩集を梓行(しこう)せしは明和四年十九歳の時にしてその先輩平秩東作平賀鳩渓(ひらがきゅうけい)らと始めて相知れり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...更に様子相知れ申さず候故...
永井荷風 「榎物語」
...ここに詩人蒲原有明(かんばらありあけ)子新声社の主人と相知れる由(よし)を聞き子を介して新声社に赴(おもむ)き『夢の女』と題せし一作三百枚ほど持てあましたるものをば原稿料は無用なればとて...
永井荷風 「書かでもの記」
...書かぬ文字言はぬ言葉も相知れど如何すべきぞ住む世隔る しみじみとこの六月程物云はでやがて死別の苦に逢へるかな 信濃路の明星の湯に友待てば山風荒れて日の暮れし秋 我泣けど君が幻うち笑めり他界の人の云ひがひもなく から松の山を這ひたる亡き人の煙の末の心地する雨休みなく地震(なゐ)して秋の月明にあはれ燃ゆるか東京の街大正十二年秋の関東大震災は今日から見れば大したことでもなかつたが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...如何(どう)なる? 男女相知るのを怕(おそ)ろしいとも恥かしいとも思わなくなるのか?畜生(ちくしょう)と同じ心持になるのか?トルストイは北方の哲人だと云う...
二葉亭四迷 「平凡」
...竜伯様(島津義久)惟新様(島津義弘)至二御代に一、日本国中、天下よりたばこ御禁制に被二仰渡一、御国許(くにもと)之儀は、弥(いよいよ)稠敷(きびしく)被二仰渡一候由候処に、令(せしめ)二違背一密々呑申者共有レ之、後には相知、皆死罪に為レ被二仰渡一由候云々...
穂積陳重 「法窓夜話」
...かくて根津七軒町の富本の師匠豊志賀(とよしが)と相知るのである(これが宗悦の娘であることはすでに述べた)...
正岡容 「我が圓朝研究」
...後日に相知るゝ御事...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...文化元年七月十三日、罷出候而罷帰不申、行衛不相知...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「売酒老翁旧相知...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...互いに相知らずに分散して住んでいたのだった...
柳田国男 「海上の道」
...今また令弟と相知る機会を得たのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...満鉄の図書館を訪うて松崎鶴雄先生と相知る喜びをも得た...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...相知る人間同士の別れというようなものなどが――この寂(しず)かな昼の大気につつまれた頭の中でしいんと考える対象になる...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??