...相知のない関係では、深い信頼関係は築けない...
...彼とは相知の仲で、何でも話し合える...
...お互いに相知れているので、あまり言葉を交わさなくても通じ合う...
...相知に基づく友情は、時間を経ても変わらない...
...この仕事は相知の仲間だけでやり遂げよう...
...常に人生の横町許り彷徨(うろつ)いて居る朱雲がかゝる男と相知るの必ずしも不合理でない事もうなづかれる...
石川啄木 「雲は天才である」
...三十六歳で漱石先生のその風月相知るの額の前にうなだれて自決を告白するあはれさのなかにも...
小穴隆一 「二つの繪」
...我輩は君と相知ること深かりしにはあらねどまた因縁浅しということを得ない...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...姉ほどには驚かずこの頃相知りたる北竜村の西島清太氏も驚き...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...彼れと相知るに及んで...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...これより先(さき)生田葵山書肆(しょし)大学館と相知る...
永井荷風 「書かでもの記」
...ここに詩人蒲原有明(かんばらありあけ)子新声社の主人と相知れる由(よし)を聞き子を介して新声社に赴(おもむ)き『夢の女』と題せし一作三百枚ほど持てあましたるものをば原稿料は無用なればとて...
永井荷風 「書かでもの記」
...ゆき子と初めて相知つたダラットの高原の景色が心を掠(かす)めた...
林芙美子 「浮雲」
...相手は正当の新婦と相知る場合にも...
二葉亭四迷 「平凡」
...本人はレスパネエ夫人及その娘と相知ること三年に及べり...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...竜伯様(島津義久)惟新様(島津義弘)至二御代に一、日本国中、天下よりたばこ御禁制に被二仰渡一、御国許(くにもと)之儀は、弥(いよいよ)稠敷(きびしく)被二仰渡一候由候処に、令(せしめ)二違背一密々呑申者共有レ之、後には相知、皆死罪に為レ被二仰渡一由候云々...
穂積陳重 「法窓夜話」
...左程に古調は擬し難きにやと疑ひ居り候處近來生等の相知れる人の中に歌よみにはあらで却て古調を巧に模する人少からぬことを知り申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...「余与混外上人相知五六年於茲...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文化元年七月十三日、罷出候而罷帰不申、行衛不相知...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「売酒老翁旧相知...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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横瀬夜雨 「天狗塚」
...同じ世に生れて相知れること二十年...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...満鉄の図書館を訪うて松崎鶴雄先生と相知る喜びをも得た...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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