...すぐに又立ち直ると...
芥川龍之介 「南京の基督」
...と首の座に押直る時には...
泉鏡花 「女客」
...精神的眩暈(めまい)からしばらくは立ち直ることができなかった...
高見順 「如何なる星の下に」
...立ち直る、ということは、さっきも言ったように、これは、容易のことではない...
太宰治 「春の盗賊」
...彼は立ち直るために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...火焔の如き息を吐く猛牛が立ち直ると...
野上豊一郎 「闘牛」
...言葉や行儀が直る迄...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...群衆の方へ向き直ると芝居染みた邀越な口調で...
久生十蘭 「魔都」
...真名古の方に向き直ると...
久生十蘭 「魔都」
...いつ親父様の」にて弥左衛門に思入し「御機嫌の直る時節もあるまいと...
三木竹二 「いがみの権太」
...帰ってみると立ち直るどころか...
山本周五郎 「あだこ」
...居直るような表情に似ていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...立直る第一はおみやの誘惑を拒絶することだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...お前の壺の振りよう一つで蔵元屋の身代が立直るか...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...月江様の泣き顔はすぐに直る」「ほんとに...
吉川英治 「江戸三国志」
...女も居直るなんていふのは...
吉川英治 「折々の記」
...鉄砲の直るまで、小者三名ほど、見張につけておくことも、いうまでもないぞ」云い残して、小六は、母屋へ上がってしまう...
吉川英治 「新書太閤記」
...立ち直ると、刀を振りかぶった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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