...司僧(しそう)むき直る祝福の時...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ハッとして立直る間に...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...彼女は起ち直ると顔を赤くしながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...それからひよいと正面に向き直ると――彼の眼には...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...としとってからもその悪癖が直るどころか...
太宰治 「善蔵を思う」
...何かしらん直るいうのが嘘のような気がして...
壺井栄 「大根の葉」
...寝れば直るが無理すると肺炎になる...
寺田寅彦 「鎖骨」
...おやと思って立直ると...
豊島与志雄 「電車停留場」
...その次に居直るかと思えばそうでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...火焔の如き息を吐く猛牛が立ち直ると...
野上豊一郎 「闘牛」
...平次は必死の窮地から立ち直ることが出来たのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...でも永い月日のうちには師匠の機嫌も直るだろう...
正岡容 「小説 圓朝」
...直る事もすぐ直る...
眞山青果 「茗荷畠」
...そして数年の後我国の商業的競争国が最近の不況から立直る時には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...生き直る力もない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ふと見れば床(とこ)の上にむくむくと起き直る...
柳田国男 「遠野物語」
...車体の屋根の上にとまり直ると...
横光利一 「蠅」
...おれは、正直者だった」「いや、その愚直は、直るまいよ...
吉川英治 「平の将門」
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