...聞けば南蛮寺(なんばんじ)の神父の医方(いほう)は白癩(びゃくらい)さえ直すと云うことである...
芥川龍之介 「おしの」
...え? と聞き直すように...
太宰治 「風の便り」
...どこも直す事が出来ません...
太宰治 「惜別」
...キチンと畏まつてすわり直すと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...銀子も虚心に見直す瞬間もあるのだった...
徳田秋声 「縮図」
...崩(くず)れた口元を立て直す暇(いとま)もない...
夏目漱石 「虞美人草」
...また望むならば頭を向け直すこともできたのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...窓を開け放してから更に眠り直すのが習慣である...
牧野信一 「風媒結婚」
...経済生活を建て直す実効はなかった...
宮本百合子 「一票の教訓」
...それは「日々の映り」をかき直すの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お困りになる私の性質は今さら直す必要もないと思います...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...たぶんいちどは持直すでしょう」良石はそう云った...
山本周五郎 「落ち梅記」
...もう一度あらためて認識し直すことだ...
横光利一 「旅愁」
...あの落書き画の人物を見直すと...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...常の平常さをもって弟の慈円の文状を見直すと...
吉川英治 「親鸞」
...もう一ぺん親鸞という人間像にぶちあたって書き直すということをそのときの単行本の序文に書いておきました...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...太平記を見直すためには...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...城太郎の姿を見直すと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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