...戦場ではほとんど盲唖である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...氷川臺の東京盲唖學校...
大町桂月 「小日向臺」
...西洋へ行くなら盲唖学校へはいって...
谷譲次 「踊る地平線」
...かかり子の亥之吉が盲唖学校を卒業して一本立になっても母親を構(かま)いつけなかったり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...冴返(さえかえ)るなどと云う時節でもないに馬鹿馬鹿(ばかばか)しいと外套(がいとう)の襟(えり)を立てて盲唖(もうあ)学校の前から植物園の横をだらだらと下りた時...
夏目漱石 「琴のそら音」
...盲唖学校の同窓の藤木という男が...
平林初之輔 「二人の盲人」
...盲唖学校の近所にあるという一軒の家をサジェストした...
宮本百合子 「思い出すこと」
...其れは隣村(となりむら)の鹿(しゝ)ヶ谷(たに)に盲唖院(まうあゐん)と云ふものを建てる趣意書を配つて応分の寄附金を勧誘(くわんいう)する為(ため)であつた...
與謝野寛 「蓬生」
...盲唖院の先生方(せんせいがた)の月給に差上げるお銭を持出して二月(つき)も帰つて来ないんだもの...
與謝野寛 「蓬生」
...お濱さんは居なかつたがおなじ様に鼠色(ねずみいろ)の無地(むぢ)の単衣(ひとへ)を着た盲唖院の唖者(をし)の男の子が二人...
與謝野寛 「蓬生」
...半町も無い鹿(しヽ)ヶ谷(たに)の盲唖院へ駆けて帰つた貢さんは見送つて厭(いや)な気がした...
與謝野寛 「蓬生」
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