...盲信することが危険だ...
...盲信によるトラブルが多い...
...盲信をやめるようにアドバイスした...
...盲信は批判されるべきである...
...盲信して何も考えずに行動するのは愚かだ...
...寧ろ最も自己に遠いものを最も自己に近いもの――現在直下に自己の中にあるものと盲信する幸福なる妄想を持つてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...我が抜苦(ばつく)与楽(よらく)の説法(せつぱう)を疑(うたが)ふ事なく一図(いちづ)に有(あり)がたがツて盲信(まうしん)すれば此世(このよ)からの極楽(ごくらく)往生(おうじやう)決(けつ)して難(かた)きにあらず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...貝殻から幾分ダシが出ると盲信してゐるところも無いわけではないやうであるが...
太宰治 「津軽」
...狐は人をだますものだと単純に盲信しているらしく...
太宰治 「女人訓戒」
...父祖伝来のこの記事の内容を頭から盲信(もうしん)しているらしい顔つきである...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...狂信者をそしる盲信者は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかるに連續性を盲信していた學者達はこのような光量子のあることを 夢幻に似たりと批判して容易に許容しなかつた...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...伯父の一つの道への盲信を憐れむ(あるいは羨む)ことは...
中島敦 「斗南先生」
...この盲信者にとっては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...古法古言を盲信して万世不易の天道と認め...
福沢諭吉 「女大学評論」
...何千年前の支那人である孔子の説く所を頭から盲信して...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...その女の英雄崇拝や名誉心や盲信を描き出したとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もし盲信でなければ...
柳田国男 「山の人生」
...護持院隆光(りゅうこう)を盲信した...
吉川英治 「大岡越前」
...その幼稚なことを知らずに醫學を盲信するところに間違ひがおこる...
吉川英治 「折々の記」
...未開土にはまたもっと素朴な原始教そのままの祟りとか、禁厭(ものい)みとか、仏罰神威などが、盲信されていた...
吉川英治 「平の将門」
...自分らの力を過大に盲信し...
吉川英治 「宮本武蔵」
...当時の日本人がこれらの芸術によって表現すべき何らの内生をも持っていなかったと盲信しているからである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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