...同様に目覚しかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これは誠に目覚しく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...目覚しい石である...
泉鏡花 「瓜の涙」
...僧都 や、目覚しく、美しい、異(かわ)った扮装(いでたち)でおいでなさる...
泉鏡花 「海神別荘」
...目覚しき獅子の皮の...
泉鏡花 「凱旋祭」
...父親(てゝおや)は毀(こは)れかけた目覚し時計を扱ふやうに懶(だ)らけた頭に矢鱈(やたら)に螺旋(ねぢ)をかけてみたが...
薄田泣菫 「茶話」
...動(と)もすると自分の目覚しい活動そのものすら...
徳田秋声 「あらくれ」
...向うも遠いけれども、コジあけた穴の大きさに限りがあるものだから、そこで手の届く限りは掴み出してしまって、再び穴をくりひろげるか、そうでなければ、櫃を打壊すか、ひっくり返すかしないことには、取り出せなくなったので、神尾が手を休めて見返ると、お絹が拾い集めてはいるが、お絹一人の手では間に合い兼ねて、四辺(あたり)は燦爛(さんらん)たる黄金白銀(こがねしろがね)の落葉の秋の景色でしたから、この目覚しさに、自分のしたことながら、自分のしたことに目を覚して、その夥(おびただ)しい金銀の落葉に眩惑し、現心(うつつごころ)で、その中の一枚を拾い取って見ると、疑う方なき正徳判の真物(ほんもの)……その時に廊下で、咳払(せきばら)いがして、人の足音が聞え出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜の都の活動を目覚しく物語るに充分なくらい...
夏目漱石 「明暗」
...長椅子の横に、粗石(あらいし)を積み上げた大きな壁煖炉(シュミネ)があり、飾棚(マントルピース)の上には、日暦(カレンダー)や、目覚し時計や、琥珀貝(こはくがい)でつくった帆前船(ほまえせん)などがのっている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...さして目覚しい出来ごともなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そんなことを云つて暗に自分は目覚しい水泳の選手であるといふことを仄めかしたのである...
牧野信一 「或る日の運動」
...当初から「W」の攻撃が目覚しく五―対―十の順序で...
牧野信一 「サクラの花びら」
...」自然についての学問が実験を使用することによって目覚しい進歩を成就したように...
三木清 「科学批判の課題」
...自己を確実に保つ事の目覚しさを希うて居る...
宮本百合子 「大いなるもの」
...朝になると、目覚し時計が、三匹の小熊さんを起します...
村山籌子 「三匹の小熊さん」
...鶏なども決して目覚し時計のように精確なものではない...
柳田国男 「雪国の春」
...大月玄蕃の切尖(きっさき)に立ちむかって目覚しいほど縦横無尽に斬り立てて行った...
吉川英治 「剣難女難」
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