...そして心もまた「定まれる種子」を有する事を仮定しなければこの現象は説明し難いと言っているのは注目すべきである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...又事物の某性質――それが強大であろうと微弱であろうと――を特に注目することによって...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...かくて吾々は真理概念が決して一定の典型をもつものではないことに注目することが出来る...
戸坂潤 「科学方法論」
...注目すべきは自家用発電工作による方が営利電気会社の電気料金よりも遙かに安いということである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...唯物論文学に於けるこの主体の問題が示している一群の事実を注目すべきだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...注目すべき現象なのである...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...認識に於ける風俗の役割を注目するのでなければ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...注目すべきことであろう...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...われ密に淺間の噴煙其明かに囑目すべきを想ふ...
長塚節 「草津行」
...真面目すぎるくらいの平凡な男です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世の人もまたわが輩を目するに改革家流の名をもってすること必せり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...外国の注目する所たるや...
福田英子 「妾の半生涯」
...」* Marx-Engels Archiv,. Bd., S. 247.** Feuerbach, Wider den Dualismus von Leib und Seele etc.,, 343.それ故に私は進んで言葉が存在に及ぼすはたらきのうち最も注目すべきものに關して研究しよう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そして人々の間に共通の人間學が普遍的に認められてゐる場合にはイデオロギーに於てこのやうに隱されてゐる人間學に特に注目するといふ要求も感ぜられることがないのである...
三木清 「歴史哲學」
...小野川の二人に紫の化粧廻しを許さる』といふのが注目するべきものである...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...宗家の次第に先師と書したことに注目する...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...やや時代の下るもののうち注目すべきは...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...確かに注目すべきものであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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