...緑の多い中に点綴(てんてい)されるのでまったく目ざましい...
高村光太郎 「山の秋」
...目ざまし草に於ける正直正大夫の金剛杵(こんがうしよ)...
田山録弥 「明治文学の概観」
...さりとて草ならぬものも目ざましく繁(しげ)る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...該法律の効目には目ざましいものがあるようだが...
戸坂潤 「社会時評」
...たくさんある部門のうちのあるものが不意に顔を出して目ざましい発展をとげることがある...
永井隆 「この子を残して」
...仕事の捗(はかど)ること目ざましきばかりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...石臼(いしうす)を屋外まで抱(かか)え出させたほどの目ざましい...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...庄兵衛の狼狽ぶりは目ざましいほどで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...周圍に對して目ざましい程ずんずん伸び出した...
福士幸次郎 「太陽の子」
...容赦ない苦しみと矛盾にみちた生活の現実があらゆる婦人を目ざましているからにほかなりません...
宮本百合子 「国際民婦連へのメッセージ」
...特別に早く起きねばならない朝は、目ざまし時計に、「高い山から」を歌はせて目を醒まして、下女を起す位の事はする...
森鴎外 「半日」
...どうか精神は鈍重な肉体を生々と目ざましてほしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここ何年にもない目ざましさといわれた...
吉川英治 「大岡越前」
...みな目ざましい発達をみせた...
吉川英治 「私本太平記」
...昔日(せきじつ)のような目ざましい戦闘ぶりは...
吉川英治 「私本太平記」
...目ざましい最期を遂げて...
吉川英治 「新書太閤記」
...目ざましい進出を遂げていた時だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...特に目ざましくさえてくると言っていい...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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