...若々しい皷動が頻りに胸を打つた...
石川啄木 「鳥影」
...續いた太皷が皆それを遣る...
石川啄木 「鳥影」
...君達も平凡(へぼ)小説や平凡議論を書く暇があるなら日本人冥加に「猟之友」にでも日本犬(にほんいぬ)主義を少(ちつ)と皷吹し給へ...
内田魯庵 「犬物語」
...更(さら)に勇(いう)を皷(こ)して圓石(まるいし)を取除(とりのぞ)くと...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...小石門は九つあり、東胎内穴、女夫岩穴、蜂室穴、鳥越穴、動ギ岩穴、皷ヶ岩穴、科戸穴、阿波岩穴、西胎内穴、これ也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...それを奨励皷舞したことはこの時代に始まっているのである...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...何をぶちこはす音か・猿まはしが冬雨の軒から軒へ・雨となつた夜の寒行の大(マヽ)皷が遠く考へてゐる電燈ともつた・冬蠅よひとりごというてゐた・楢の葉の枯れて落ちない声を聴け一月十日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...今夜も踊大皷が聞える...
種田山頭火 「其中日記」
...皷の音なども聞えた...
田山録弥 「百日紅」
...しかも、その静寂の奥に、なお声あり! はるか早川の、早瀬のむせびか、峰々にからむ風の唸りか、はた冴えまさる氷雪のきしり、あるいは樹々の身じろぎ、鳥獣の寝息……いやいやそれよりも、つつましい寒山の静寂、自身のうそぶきとも、ただしは人の心の……何か知らず、鋭い針めいて、しんしん、きんきん、と乱れひらめく、幽(か)そけくも底力ある、あやしい調べが、忍びやかに脳底に刺し徹(とお)る……声やあらぬ雪つむ山の夜半の声時に、風が持てくる、太皷の遠音...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...鉦皷鳴リ砲銃鳴リ...
成島柳北 「他山の石」
...洲崎は今の遊廓が明治になつて本郷根津(ほんごうねづ)から移つてきてから賑はしくなつたのではなく、洲崎茶屋十五六ばかりなるみめかたちすぐれたる女を抱へおき、酌をとらせ、小唄をうたはせ、三味線引き、皷を打て、後はいざ踊らんとて、當世流行伊勢おんどう手拍子を合せて踊り、風流なること三谷の遊女(新吉原)も爪をくはへちりをひねる...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...とても地元の者の元氣を皷舞したのだ...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...「あやかしの皷(つづみ)」はじめの方は...
平林初之輔 「当選作所感」
...「あやかしの皷」の作者のそれに比べると...
平林初之輔 「当選作所感」
...嬉しさに胸が早鐘のやうに皷動を打つてゐた...
水野仙子 「神樂阪の半襟」
...けれども……皷動(こどう)が全(まつた)く靜(しづ)まつて...
水野仙子 「日の光を浴びて」
...皷(こ)を鳴らすことだけでも――と...
吉川英治 「大谷刑部」
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