...太皷の音は急に高くなつて...
石川啄木 「鳥影」
...――今しもその太皷打が目の前を過ぎる...
石川啄木 「鳥影」
...ドコドン――)と新しく太皷が鳴り出す...
石川啄木 「鳥影」
...強い太皷の響き、調子揃つた足擦れの音、華やかな、古風な、老も若きも戀の歌を歌つてゐる此境地から、不※目を上げて其靜かな月を仰いだ心持は、何人も生涯に幾度となく思浮べて、飽かずも其甘い悲哀に醉はうとするところであらう...
石川啄木 「鳥影」
...その沈んで行く氣持を強い太皷の響に掻き亂される樣に感じながら...
石川啄木 「鳥影」
...太皷の音と何十人の唄聲とは...
石川啄木 「鳥影」
...更(さら)に勇(いう)を皷(こ)して圓石(まるいし)を取除(とりのぞ)くと...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...ああいう性質の人であったから無遠慮にこれを皷吹(こすい)するのである...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...そこでその当時ちょうど英米に於て最も盛んなる功利主義を皷吹した...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...或(ある)日(ひ)村外(むらはず)れの青葉(あをば)の中(なか)へ太皷(たいこ)の音(おと)と唄(うた)の聲(こゑ)とが遠(とほ)く微(かす)かに沒(ぼつ)し去(さ)つた切(き)り...
長塚節 「土」
...未ダ曾テ一人ノ笑ヲ皷シ一人ノ泣ヲ醸スコト能ハズ...
成島柳北 「他山の石」
...洲崎は今の遊廓が明治になつて本郷根津(ほんごうねづ)から移つてきてから賑はしくなつたのではなく、洲崎茶屋十五六ばかりなるみめかたちすぐれたる女を抱へおき、酌をとらせ、小唄をうたはせ、三味線引き、皷を打て、後はいざ踊らんとて、當世流行伊勢おんどう手拍子を合せて踊り、風流なること三谷の遊女(新吉原)も爪をくはへちりをひねる...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...恰も陸地に異ならず絃歌皷吹は耳やかましく...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...「あやかしの皷(つづみ)」はじめの方は...
平林初之輔 「当選作所感」
...どーんとここへ太皷が入る(哀しい!)...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...初は皷のやうな音がするが...
松本文三郎 「印度の聖人」
...けれども……皷動(こどう)が全(まつた)く靜(しづ)まつて...
水野仙子 「日の光を浴びて」
...頼みがいある中の酒宴かな』手皷(てつづみ)を打って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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