...弱りたる気を自ら皷舞して活発に働きしゆえ...
饗庭篁村 「良夜」
...ああいう性質の人であったから無遠慮にこれを皷吹(こすい)するのである...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...皷を作りしが如き...
高木敏雄 「比較神話学」
...踊大(マヽ)皷がをちこちで鳴る...
種田山頭火 「其中日記」
...530528 此三行に皷吹せられてグリース最大の彫刻家フェーヂアースヂュウスの像を造れりと曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「あれは太皷をたたく家よ……」と答える...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...半日(はんにち)は町(まち)に遊(あそ)んで見(み)聞(き)くは三味(さみ)に太皷(たいこ)にあけ紫(むらさき)のなり形(かたち)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...(四)打(う)つや皷(つゝみ)のしらべ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...太皷(たいこ)の音(ね)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...春の水船に十人(とたり)の桜人(さくらびと)皷打つなり月昇る時嵯峨の渡月橋辺の昔の光景でも想像しながらこの歌を読めば完全に鑑賞出来ようといふものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「あやかしの皷(つづみ)」はじめの方は...
平林初之輔 「当選作所感」
...皷につきまとう奇縁を全くの「偶然と一致」としてとりあつかうでもなければ...
平林初之輔 「当選作所感」
...「あやかしの皷」の作者のそれに比べると...
平林初之輔 「当選作所感」
...雛鳥の皷動はわたしの胸にチクタクと鳴り...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...重い太皷の鳴り渡るのも歌六がやれば嬉しい...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...ほんの一寸の間急速な皷動が心臟を襲うたやうであつたけれど...
水野仙子 「道」
...温泉宿から皷(つづみ)が滝(たき)へ登って行く途中に...
森鴎外 「杯」
...下座の太皷のドロ/\ドロン/\で及び腰になり...
吉川英治 「折々の記」
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