...下摶(う)つ鳥の皷翼(はばたき)に似たり...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...そこで福沢先生も亜米利加(アメリカ)から返って一層欧米の文明を皷吹(こすい)して...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...皷躁して、敵の不意を襲ふ...
大町桂月 「國府臺」
...――急いで羯皷(かつこ)を持つてまゐれ...
薄田泣菫 「独楽園」
...何をぶちこはす音か・猿まはしが冬雨の軒から軒へ・雨となつた夜の寒行の大(マヽ)皷が遠く考へてゐる電燈ともつた・冬蠅よひとりごというてゐた・楢の葉の枯れて落ちない声を聴け一月十日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...皷の音なども聞えた...
田山録弥 「百日紅」
...萬世の光である東西諸聖賢の共に一致するところ即ち尊きものに對する敬畏を著者は特に皷吹したいのである...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...(III 145)然かく宣んして將卒の魂を勵まし勇を皷す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...開店広告の笛太皷も聞える...
永井荷風 「寺じまの記」
...どこどんどんと楽屋の太皷(たいこ)を叩きはじめる...
永井荷風 「雪の日」
...皷動は不規則に打って...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...とても地元の者の元氣を皷舞したのだ...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...四打つや皷のしらべ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...「あやかしの皷(つづみ)」はじめの方は...
平林初之輔 「当選作所感」
...太皷(たいこ)だ...
槇本楠郎 「赤い旗」
...太陽のむき出しな心臓の皷動(こどう)に調子を合せて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...憂國の精神を皷舞するに足るものあり...
吉井幸藏 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...はよう、三味を弾け、太皷たたけ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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