...彼は皮肉屋で、いつも振る舞いが不快だ...
...あの人は皮肉屋だけど、実は本当は優しい人だ...
...皮肉屋な言い方だが、それが実際のところだ...
...あのテレビ番組の司会者は皮肉屋で、視聴者から好評を博している...
...彼女が皮肉屋だと知っていたら、冗談を言っても本気にしてしまわなかったのに...
...この皮肉屋を以て知られた東花坊には周囲の感情に誘ひこまれて...
芥川龍之介 「枯野抄」
...ユウェナリス(皮肉屋...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...すると皮肉屋の日野氏は感心したやうに頭(かぶり)を掉(ふ)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...皮肉屋のトルストイは...
薄田泣菫 「茶話」
...皮肉屋のヘンリイ・カッフがいた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それから後も皮肉屋の女の癖は改まらず...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...次にルーシンは、皮肉屋で、露骨(ろこつ)な毒舌(どくぜつ)をふるう医者だが、彼女というものを一番よく見ており、また誰より深く彼女を愛してもいながら、そのくせ陰でも面前でも、彼女の悪口ばかり言っていた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...辛辣な皮肉屋であったことが事実であるようだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...なか/\さういふことに對して隅に置けない皮肉屋でありまして...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...一茶を皮肉屋の親玉のように見ている人もあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの皮肉屋の、気取屋の趙が、いつもの外出(よそ)行きをすっかり脱いで――前にも言ったように、これ迄にも時として、そういう事もないではなかったが、今夜のような正直な激しさで私を驚かせたことはなかった...
中島敦 「虎狩」
...恐ろしい皮肉屋らしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正太夫は緑雨(りょくう)の別号をもつ皮肉屋である...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...皮肉屋同士は会心の笑みをうかべあいもした...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...ケチな皮肉屋め!】と応酬したものである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...ひどい皮肉屋になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...しかし例の皮肉屋の毒舌家は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...おどけやの皮肉屋で朝から晩まで茶化してゐる狂歌師か...
吉川英治 「折々の記」
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