...「三冠馬」という言葉があり、競馬の三大レース(日本ダービー、菊花賞、皐月賞)で優勝することを達成した競走馬を指す...
...あなたはどうお思ひになつて? 皐月さんは自分の腕一本切つたのと同じだと仰云つてゐます...
伊藤野枝 「私信」
...皐月さんはお腹の中にあるうちは自分の体の一部だと思つてゐらつしやるらしいんですけれど私は自分の身内にあるうちにでも子供はちやんと自分の『いのち』を把持して...
伊藤野枝 「私信」
...其処に皐月さんの考へと私の考への相異があるのですわね...
伊藤野枝 「私信」
...□皐月さんのお店も繁昌いたして居ます...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一二月号)」
...漆を融かしたような皐月闇(さつきやみ)の空に...
海野十三 「空襲下の日本」
...皐月も半ばを過ぎた今日この頃...
薄田泣菫 「森の声」
...皐月(さつき)が咲き...
田中貢太郎 「藤の瓔珞」
...ひらひらと皐月(さつき)の花の上を飛んで往った...
田中貢太郎 「藤の瓔珞」
...躑躅(つつじ)と皐月が多くなった...
田中貢太郎 「藤の瓔珞」
...その池の縁(へり)にも紅紫(こうし)とりどりの躑躅や皐月の花があった...
田中貢太郎 「藤の瓔珞」
...鉢の子の中の冬村君新婚の祝句として・青葉に青葉が二つのかげ・竹の子の竹になつてならんでゐる・空は皐月の...
種田山頭火 「行乞記」
...皐月(さつき)の風(かぜ)に育(そだ)てられて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...十二橋ほんに潮来(いたこ)へおいでなら佐原来栖(いけす)にお茶屋がござらう姉さめしませうのう姉さ花のかむろが後朝(きぬぎぬ)の雨は涙で降るぞへのう一夜(ひとよ)かりねの手枕に旅の妻(おかた)と唄はれて明日は恥(はづか)し のう姉さ皐月(さつき)照れ照れ菖蒲(あやめ)も植ゑよお女郎(じよろ)見ましよか十六島は雨の降るのに花が咲く...
野口雨情 「別後」
...江戸ツ子は皐月(さつき)の鯉の吹き流しなどと...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...私は前に一度これを皐月(サツキ)ギョリュウと名づけたことがあったが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...さゝやかなる築山には皐月(さつき)が群生してゐて早夏真紅の花を燃やし...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...例へば五月雨を詠ずるに雲濡れて温泉(ゆ)を吐く川や皐月雨(さつきあめ)春来山陰(やまかげ)に湖暗し五月雨(さつきあめ)吟江と大きく深くのみものせず...
正岡子規 「俳諧大要」
...一樣に露けく潤(うる)んだ皐月(さつき)の空の朧ろの果てが...
若山牧水 「一家」
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