...月は皎々(こうこう)昭々(しょうしょう)として...
泉鏡花 「遺稿」
...皎(こう)とした月の廓(くるわ)の...
泉鏡花 「歌行燈」
...それまで皎々(こうこう)と電気がついていたんだ...
海野十三 「少年探偵長」
...いま中天(ちゅうてん)に皎々(こうこう)たる光を放って輝いているのだった...
海野十三 「月世界探険記」
...皎々と満月に照らされていた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...やがて日が暮れると洞庭秋月皎々(こうこう)たるを賞しながら飄然(ひょうぜん)と塒(ねぐら)に帰り...
太宰治 「竹青」
...その瞬間に月は雲のあいだから皎(こう)こうと輝き出(いで)て...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...皎々(こうこう)と照りわたる月の光に...
永井荷風 「西瓜」
...満月皎々...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まだ皎々たる月光の世界だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「寒月」が皎々と冴え返っている中を歩いて帰ったものだよ...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...それが皎々(こうこう)として...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...月の光りが皎々としてゐるばかりなのです...
牧野信一 「船の中の鼠」
...皎(けう)として明なる者を写すに過ぎざるのみ...
山路愛山 「詩人論」
...皎々(こうこう)として半月の冴える頃...
吉川英治 「三国志」
...中には腰の皎刀(こうとう)を抜き払って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...皎々(こうこう)と冴(さ)えた名月の巷(ちまた)に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...明(めい)皎々(こうこう)たる名月の光をもって...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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