...久しぶりに腹いつぱい白飯をいたゞいた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...油津で同宿したことのある尺八老とまた同宿になつた、髯のお遍路さんは面白い人だ、この人ぐらい釣好きはめつたにあるまい、修行そつちのけ、餌代まで借りて沙魚釣だ、だいぶ釣つて来たが自分では食べない、みんな人々へくれてやるのである、――ずゐぶん興味のある話を聞いた、沙魚の話、鯉の話、目白飯の話、鹿打失敗談、等、等、等――彼はさらに語る、遍路は職業としては二十年後てゐる、云々、彼はチヤームとか宣伝とか盛んにまた新しい語彙を使ふ...
種田山頭火 「行乞記」
...あたゝかい白飯に玉葱の味噌汁...
種田山頭火 「其中日記」
...白飯をぞんぶんに詰め込むと年寄にはもたれ気味になるが...
種田山頭火 「其中日記」
...「白飯(こわかれい)を...
久生十蘭 「奥の海」
...白飯てものは、それにしても夏はよした方がよさゝうだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昼食は白飯(米飯のこと)と豚肉...
北條民雄 「続重病室日誌」
...それに白飯の時にはお粥が出ない...
北條民雄 「続重病室日誌」
...防空演習の暗い灯の下で白飯をたべてかえった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そしてあっちで白飯たべて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さびしい白飯の乾きを光らせて供えられているのを見た...
室生犀星 「蛾」
...楕円形の見事な大櫃には盛り上った白飯が置かれ...
横光利一 「夜の靴」
...白飯の馳走たあ?」「仏さまのお好きな物だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それは一椀の白飯などではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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