...市に大なる白堊(しろつち)の屋ありて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...豈(あに)かの厳たる白堊校堂裡...
石川啄木 「閑天地」
...飛行場から直ちに白堊館(はくあかん)まで自動車で搬(はこ)んで大統領に謁見するとしてその時間が十五分...
海野十三 「共軛回転弾」
...白堊館(はくあかん)の中には...
海野十三 「諜報中継局」
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ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...白堊(はくあ)の崇厳なる大殿堂が聳(そび)え立っているという部分があります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...白堊の洋館の廊下(ベランダ)を指しました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...川に臨んで白堊造(しらかべづくり)の土蔵の見える処に来たのは...
田山花袋 「朝」
...しかし渓流が処々に山村を点綴して、白堊の土蔵あり、田舎籬落あり、時にはトンネル、時には渓橋、時には飛瀑、時には奇岩といふ風に、行くままに、進むままにさながら文人画の絵巻でも繙くやうに、次第にあらはれて来るさまは、優に天下の名山水の一つとして数ふるに足りはしないか...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...白堊(はくあ)の建物の方へ駈けだした...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...オロオソーンの白堊の府...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...白堊(はくあ)とジュラ系石灰岩との間にある緑の砂岩帯から供給される...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...例の暗褐色の樫(オーク)の骨組を白堊の壁の上にむきだして...
野上豐一郎 「ウォリクの城」
...一つは頂上から中腹まで金の天蓋をのせた白堊の殿堂がひしめいている...
久生十蘭 「新西遊記」
...埃に塗された白堊...
三島霜川 「昔の女」
...全くもうイギリスあたりの白堊(はくあ)の海岸を歩いてゐるやうな気がするのでした...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...白堊館の主となる? トーマス・デューイと外国記者の記事をのせたりしていたのを...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...『白堊紀』の小説はそれより後のことが書かれているわけですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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