...白く塗られた白堊(はくあ)がまだらになって木地を現わした収穫小屋...
有島武郎 「フランセスの顔」
...白堊館(はくあかん)の中には...
海野十三 「諜報中継局」
...絵の様に拡がっている白堊(はくあ)の建物だ...
江戸川乱歩 「鬼」
...白堊館(ホワイトハウス)の家賃だけは...
薄田泣菫 「茶話」
...二人の間に置いてある火鉢(ひばち)の上へ白堊(チョーク)の粉のついた手を差翳(さしかざ)した...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...白堊(はくあ)の家が建っているのだ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...あの白堊の建物へ帰りたまえ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...煉瓦と白堊の小廟が築かれました...
豊島与志雄 「碑文」
...中生代の白堊紀(はくあき)...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...中生代末の白堊紀即ち...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...そして人々は白堊の泥河の水底に沈んだように...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...鶉や鷓鴣の飛びゆくかなたにふたたび白堊の城は現はれ 風のやうに消えてしまつた...
萩原朔太郎 「敵」
...揺れている空間に白堊(はくあ)の大きな殿堂が見えて来る...
原民喜 「鎮魂歌」
...当日の媒灼人たる小林一三大人は来客を待つ間の東京会館休憩室で緑波君を省みて私のことを「この人は文学少年時代なか/\宝塚(うち)のフアンでね」と破顔一笑されたが全く私の遠い少年の日の夢には宝塚歌劇場の白堊の建物と...
正岡容 「大正東京錦絵」
...埃に塗された白堊...
三島霜川 「昔の女」
...全(まった)くもうイギリスあたりの白堊(はくあ)の海岸(かいがん)を歩いているような気がするのでした...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...白堊館の主となる? トーマス・デューイと外国記者の記事をのせたりしていたのを...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...白堊(しろつち)塗りたる瓦葺(かわらぶき)の高どのあり...
森鴎外 「文づかひ」
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