...たとへ親のものとは云へ何一物も無断で持ち出すと云ふ事は正直な彼女の忍び得ない事でした...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...秋子さんが無断で帰つたその事を僕に工合わるがつてゐる事だけでも...
犬養健 「愚かな父」
...無断で自宅にかくまって置くなんて...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...無断であの空罎を拾った者は...
中里介山 「大菩薩峠」
...無断で私の家の五十ヤード以内に近よってはいけない...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...というのは妾はこれまでついぞ夫の手紙を無断でよんだことはなかったからだ...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...無断で取り出せない気がした...
本庄陸男 「石狩川」
...」とか「無断で、ひとの屋敷へ這入つて来るとはけしからん...
牧野信一 「淡雪」
...帰藩してからの怠慢、常に無断で休み、勤めを投げやり、暢気(のんき)らしく山歩きばかりしていること...
山本周五郎 「はたし状」
...そのおれに無断で...
山本周五郎 「花も刀も」
...十九の時に私は母親に無断で上京して...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...乱歩氏の分は私信を無断で公表させて貰った...
夢野久作 「道成寺不見記」
...寝室へまで無断で来るやつがあるか...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...一族の者にも無断で...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼女が岩手の尼院を無断で出て来たということに...
吉川英治 「新書太閤記」
...旧主を思う情の余り、将軍にも無断で、その邸(やしき)まで一走り行って安否を糺(ただ)して来るつもりだったのである...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「武蔵の姉はどっちだ」一人がいうと、「私ですが」と、お吟はいって、「邸のうちへ、無断で、何事でござりますか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分も、無断で、公役の途中から脱走してしまった体だ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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