...「無断で入って来ちゃ困るじゃないか」と兄は唇をワナワナふるわせて呶鳴(どな)りました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...貴重なる食料品を無断で食べてしまうなどということが...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...無断で人の物を持ち出すのは泥棒と同じことだとよく説諭しました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...無断で上海へ来た...
高見順 「いやな感じ」
...彼に無断で勝手な買い物などはしなかった...
太宰治 「グッド・バイ」
...親に無断で学徒兵をこころざせば...
壺井栄 「二十四の瞳」
...亡(な)き妻の心やりで無断で作っておいてくれた晴着を身に着けて...
徳田秋声 「仮装人物」
...他人の持物を無断で借用して...
中里介山 「大菩薩峠」
...無断で私の作の中に交えて置くのは怪しからん...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...山野僕に無断で昨日と今日のけい古を休んだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それもKに見せたのを鶴村が無断で持つて行つたのぢやアないか……...
牧野信一 「眠い一日」
...その領内を一スイス人が無断で羊皮を満載した車をひいて通ったというので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらは家長である筈の彼に無断で他人の手に渡され...
山本周五郎 「花も刀も」
...こんどはまったく無断で...
山本周五郎 「山彦乙女」
...無断で目のまえに立ったのと...
吉川英治 「江戸三国志」
...なぜわらわに無断で...
吉川英治 「三国志」
...無断でそこを去って出たのか」「とは申せ...
吉川英治 「私本太平記」
...無断でお踏みこみなさるか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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