...無断で拝借した暗号はなるべく早くお返しするようにいたします...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...こぼれやすい花を無断で貰つて帰つた...
種田山頭火 「行乞記」
...無断でうちつけて...
種田山頭火 「行乞記」
...亡(な)き妻の心やりで無断で作っておいてくれた晴着を身に着けて...
徳田秋声 「仮装人物」
...私は手紙や電報をくり返し読み、一生懸命に考え、やたらに腹立たしくなり、それから、無断で、逆にこちらへ帰って来てしまいました...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...何故、お主は無断で、旅へ出た」「そういうことを聞きとうない」「そうか――覚悟しておるのか」「お身達、虎の威を借る狐とはちがう」一木の顔色が動いた...
直木三十五 「南国太平記」
...その当りをつけた相手に無断で出発されてしまったのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのまゝ無断で行かなくなり...
林芙美子 「浮雲」
...それもKに見せたのを鶴村が無断で持つて行つたのぢやアないか……...
牧野信一 「眠い一日」
...無断で良人が昨日子爵家に行ったのを知ると...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...無断で抜け出したまま...
吉川英治 「江戸三国志」
...無断で目のまえに立ったのと...
吉川英治 「江戸三国志」
...城外四門へ監視隊を備え、また、城の内外を、たえず督軍で見廻らせて、逃散の兵は、即座に、首を刎ねてしまえば、すぐやんでしまうだろう」「そうも考えましたが、降服した私が、自分の兵とはいえ、貴軍へ無断で、配備をうごかしては……とその辺をはばかっておるものですから」「つまらん遠慮をするね...
吉川英治 「三国志」
...一族の者にも無断で...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこを無断で出入することは頻繁(ひんぱん)だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...御本人には無断で...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ここの戸を無断で開けて入ってくるはずもなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...先頃は新蔵に無断で隅田河原で小次郎と出会い...
吉川英治 「宮本武蔵」
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