...それを手さぐりで取り出すのは狭いテントの内などで自然癖になることでもあるが...
石川欣一 「可愛い山」
...このように唇を引き離していることはやがて癖になる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「――さア、出かけよう、君は、何が食ひたい、……さうだね、あまり贅沢なものはいかん、口がおごつて、癖になるからね、お稲荷さん、君は酒好きだから、先づ一ぱいはじめようか」元気よくしやべり立てる「高等乞食」のうしろから、我々はついて行つた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...我がままをさせると癖になるから駄目だよ...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...生きた人間にも癖になる者がある...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...癖になるから止した方がいいと父さん(抱えぬし)が言うから...
徳田秋声 「縮図」
...このスロヴォエルスはたいてい落ちぶれてから口癖になるものでして……」「いかにも御もっともです」とアリョーシャはほほえみを浮かべた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「遊びも癖になるとつい止(や)められなくなるもんだ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...癖になるからいけません...
中里介山 「大菩薩峠」
...癖になると悪いから...
中里介山 「大菩薩峠」
...ああいう先生は「一度鼻を攫んでぐいとねじり上げて置かないと癖になる」といわれたのは...
中谷宇吉郎 「長岡と寺田」
...一度うんと取つ締めなきア癖になる」平次は一向聞き入れさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一度うんと取っ締(ち)めなきゃア癖になる」平次は一向聞き入れそうもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夕立はどうも癖になるらしい...
堀辰雄 「楡の家」
...開けた窓の前に椅子(いす)を据えているのが癖になる...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...癖になる...
横光利一 「微笑」
...癖になる...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんなときにこそ懲(こ)らしめておかなければ癖になる」「いやいや諺(ことわざ)にも...
吉川英治 「新・水滸伝」
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