...額に癇癪筋(かんしゃくすじ)を出して...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...」若い将校は額に癇癪筋をおつ立てた...
薄田泣菫 「茶話」
...好きなものゝ一つ位拵へて置く氣がつかないのか」と腹立たしさうに言つたがそれでも平常のやうに癇癪筋をいら/\させるほどには怒らない...
高濱虚子 「俳諧師」
...私はあまりたびたびその手をくつたためしまひにはほん泣きかうそ泣きかを額に出る癇癪筋のあるなしで見わけることをおぼえた...
中勘助 「銀の匙」
...私はこめかみにぴりぴりと癇癪筋のたつのをおぼえたがその大和魂をとりだしてみせることもできないのでそのまま顔を赤くして黙つてしまつた...
中勘助 「銀の匙」
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