...「南無三宝」と唱えることで仏教の祈りを表す...
...南無三宝飛び退(すさ)りて再び日蔽の影に潜みぬ...
泉鏡花 「活人形」
...南無三宝三十銭、支出する小遣がないから払ふ訳に往(ゆ)かない...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...――南無三宝、茶が切れた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...南無三(なむさん)してやられしと思ひしかども今更追ふても及びもせずと...
巌谷小波 「こがね丸」
...「南無三!」僕は死にもの狂いで...
海野十三 「深夜の市長」
...南無三宝(なむさんぽう)!笹島先生...
太宰治 「饗応夫人」
...南無三、あの女給が、まだいたのである...
太宰治 「俗天使」
...南無三、こりゃどうしたのでしょう!」目の前の光景が一変したので、彼はぎょっとして後へ退った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...南無三(なむさん)内の客人が御国法を犯し外国船に乗り込まんとして成らず自首したりとの事にて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...燕尾服の手前もあれば、停車場前の理髪店に飛び込み、早く早くとせき立てながら、髪苅(かみか)り、髭剃(ひげそ)り、此れならば大丈夫と鏡を見れば、南無三、頭は仏蘭西(ふらんす)流とやら額(ひたひ)のあたりだけ長く後短(うしろみじか)につまれて、まんまと都風(みやこふう)になりすましたれど、潮風に染めし顔の何処までも田舎らしきが笑止なる...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...「南無三、好事(こうず)魔多し」と髯ある人が軽(かろ)く膝頭を打つ...
夏目漱石 「一夜」
...……南無三(モン・ジュウ)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...「えつ、南無三、邪魔がはいりをつたわい!」と、補祭はびつくりして叫んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...拔足差足 忍び寄つた野兎は 蓆圍ひの隙間から 野菜畑に跳びこんだとたんに係蹄(わな)に引かかる 南無三 とんぼがへりを二つ三つ力まかせに空を蹴る 月を蹴る 月は 山の端に入(は)いるやがて兎は 寢てしまふ 白菜たちが眼を醒す...
三好達治 「兎」
...南無三宝と謂ったというのは...
柳田國男 「どら猫観察記」
...菊王は、南無三とばかり、そこの境で、牛の尻へもう一ト鞭(むち)、ビシッと当てた...
吉川英治 「私本太平記」
...――やはり正成に直々(じきじき)会う機会を得るまでは――と、南無三、わからぬことを密(ひそ)かに念じていたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...「南無三(なむさん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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