...「南無三宝」と唱えることで仏教の祈りを表す...
...南無三(なむさん)浪に攫(さら)わるる...
泉鏡花 「悪獣篇」
...南無三、同時に轟然一発、頭(こうべ)を覗(ねら)って打出す短銃(ピストル)...
泉鏡花 「活人形」
...「南無三宝(なむさんぼう)...
泉鏡花 「歌行燈」
...南無三宝(なむさんぽう)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...「南無三(なむさん)...
巌谷小波 「こがね丸」
...南無三宝(なむさんぼう)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...燕尾服の手前もあれば、停車場前の理髪店に飛び込み、早く早くとせき立てながら、髪苅(かみか)り、髭剃(ひげそ)り、此れならば大丈夫と鏡を見れば、南無三、頭は仏蘭西(ふらんす)流とやら額(ひたひ)のあたりだけ長く後短(うしろみじか)につまれて、まんまと都風(みやこふう)になりすましたれど、潮風に染めし顔の何処までも田舎らしきが笑止なる...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...南無三(なむさん)津浪が打って来るは...
南方熊楠 「十二支考」
...拔足差足 忍び寄つた野兎は 蓆圍ひの隙間から 野菜畑に跳びこんだとたんに係蹄(わな)に引かかる 南無三 とんぼがへりを二つ三つ力まかせに空を蹴る 月を蹴る 月は 山の端に入(は)いるやがて兎は 寢てしまふ 白菜たちが眼を醒す...
三好達治 「兎」
...T「南無三芝居が果てた!」「時遅れては」と半次...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...南無三です――悪い所へ悪く目ばしこい女が来合わせたもので...
吉川英治 「江戸三国志」
...同時に、馬春堂もまた、賽銭箱に立ててあった蝋燭へ手をついて、コロコロと突ンのめるなり前へ翻筋斗(もんどり)打ったらしく、「わっッ……」と、ただならぬ声をあげましたが、南無三です...
吉川英治 「江戸三国志」
...新九郎は南無三と...
吉川英治 「剣難女難」
...「南無三(なむさん)」と...
吉川英治 「三国志」
...南無三、逃げてくれ、逃げ果(お)おせてくれと、彼は祈った...
吉川英治 「私本太平記」
...「南無三、のがれえぬところか」一たんは自害を覚悟されたが、元来、胆(きも)ふとい宮である...
吉川英治 「私本太平記」
...南無三(なむさん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「南無三(なむさん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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