...「南無三宝」と唱えることで仏教の祈りを表す...
...駒下駄(こまげた)で――南無三寶(なむさんばう)...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...南無三宝飛び退(すさ)りて再び日蔽の影に潜みぬ...
泉鏡花 「活人形」
...南無三(なむさん)物音が...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...南無三宝三十銭、支出する小遣がないから払ふ訳に往(ゆ)かない...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...――南無三宝、茶が切れた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...南無三寶(なむさんぱう)...
泉鏡太郎 「畫の裡」
...南無三、あの女給が、まだいたのである...
太宰治 「俗天使」
...南無三(なむさん)! みつかったか? と...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...……南無三(なむさん)! それはわたしの父だった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...南無三(なむさん)内の客人が御国法を犯し外国船に乗り込まんとして成らず自首したりとの事にて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...南無三(なむさん)! 鼻はくっつかないのだ!……彼はそれを口許へ持って行って...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...魚のえらを離しさまに手の小指を少し怪我(けが)しけるが痛みは苦にせねど何がな口合(くちあい)がいいたさに南無三(なむさん)...
南方熊楠 「十二支考」
...T「南無三芝居が果てた!」「時遅れては」と半次...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...同時に、馬春堂もまた、賽銭箱に立ててあった蝋燭へ手をついて、コロコロと突ンのめるなり前へ翻筋斗(もんどり)打ったらしく、「わっッ……」と、ただならぬ声をあげましたが、南無三です...
吉川英治 「江戸三国志」
...南無三、何とか救う手段はないか...
吉川英治 「大岡越前」
...南無三、逃げてくれ、逃げ果(お)おせてくれと、彼は祈った...
吉川英治 「私本太平記」
...南無三(なむさん)――とあなたを見れば...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「南無三(なむさん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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