...私(わし)はこう見えても癆咳(ろうがい)とは思わん...
泉鏡花 「婦系図」
...重い癆咳(らうがい)で到頭去年の暮死んでしまつたといふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...長い癆咳(ろうがい)を患って寝ているのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長い癆咳(らうがい)を患(わづら)つて寢て居るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...癆症は癆咳(らうがい)と申しまして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...年は三十五で病氣は三年も前から床に就いて居る長い間の癆咳(らうがい)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...癆咳(ろうがい)という病(やまい)の呪(のろ)い――いわゆる肺が悪かった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳(ろうがい)であるそうな...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...元は癆咳(ろうがい)を苦にしていて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳(ろうがい)もちで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳(ろうがい)の――と五文字だけを書いてみたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳の女の姿と、食慾をそそる筍飯の香りを、頭の中に錯綜(さくそう)させながら、源内はサラサラと後をつけた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...凄艶な癆咳(ろうがい)の女と刀の姿とが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また癆咳(ろうがい)のほうがよくないのではないかな?最初にこういう考えが頭へのぼる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...癆咳(ろうがい)だから……」と...
吉川英治 「松のや露八」
...癆咳(ろうがい)を癒(なお)さねばいかんぞ...
吉川英治 「松のや露八」
...癆咳が祟(たた)って...
吉川英治 「松のや露八」
...癆咳病(ろうがい)だった...
吉川英治 「無宿人国記」
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