...いつも新らしい肉を食ふ為に蝸牛を麻痺させてしまふだけである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...道徳の与える損害は完全なる良心の麻痺(まひ)である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...下腹部(したはら)の底が少し宛(づつ)痺れる様に痛み出した...
石川啄木 「鳥影」
...手も足も痲痺したかの如く...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...心臓麻痺で死んだと見せかけたのは...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...苦しい麻痺に落ち込んだのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...前もって彼を麻痺(まひ)させてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おれは心臓麻痺で死んでしまう...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...痺れもどうもしません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...みんな甘い城のお酒で身体が麻痺してしまったようになっていました」「それでソルティーニは?」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...まだすこし頭の痺(しび)れている彼には...
堀辰雄 「恢復期」
...わたくしを麻痺させたのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...僕の抗抵(こうてい)力を麻痺(まひ)させたのは...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...ごく短い刹那(せつな)の痺(しび)れるような感覚のなかで...
山本周五郎 「菊千代抄」
...あたし躯じゅうが痺(しび)れて...
山本周五郎 「風流太平記」
...五分間後に確実な全神経の痲痺を起し...
夢野久作 「暗黒公使」
...脳出血のために麻痺して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...麻痺(まひ)したのか...
吉川英治 「新書太閤記」
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