...「わたしはこの間も或社会主義者に『貴様は盗人だ』と言はれた為に心臓痲痺を起しかかつたものです...
芥川龍之介 「河童」
...中毒による心臓麻痺だと報告せられているのです...
海野十三 「地獄の使者」
...苦しい麻痺に落ち込んだのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...視神経が麻痺(まひ)しておれば...
高神覚昇 「般若心経講義」
...習慣はすべての心を麻痺した...
長塚節 「太十と其犬」
...かの痲痺したる灰色の群れの一人となりて...
ノワイユ夫人 Comtesse de Noailles 堀辰雄訳 「生けるものと死せるものと」
...結局は薬物による麻痺と解して宜(よろ)しく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...河豚の毒なら身體が痺(しび)れる筈だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勿論潰瘍や潰裂はないが(潰瘍や潰裂があればぶち抜く必要がない)完全に麻痺してをり...
北條民雄 「癩院記録」
...手足に麻痺した部分はあつても...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...叔父上急に右が痺れて口が利けなくおなりになった由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...痺鯰(しびれなまず)はこんな性質を持っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...往々にして全く麻痺してしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いずれも局部を麻痺させるためにコカインを使用したものらしくロスコー氏の背部のソレよりもかなり濃厚...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...困らすつもりかな?御三家の間の宿直(とのい)に万太郎が痺(しび)れをきらしていると...
吉川英治 「江戸三国志」
...酒の中へ麻痺薬(しびれぐすり)をいれて飲ませたというんでさ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...眼筋痲痺(がんきんまひ)を起してる――」そういうと...
蘭郁二郎 「睡魔」
...右の腕が痺(しび)れて...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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