...痘瘡にかかると、顔に赤いポツポツができる...
...夏場になると、痘瘡が増える傾向にある...
...痘瘡にかかると、かゆみや痛みがある...
...子供が痘瘡にかかると、しばらく学校を休ませる必要がある...
...現代では、痘瘡は予防接種によってほぼ完全に撲滅された病気である...
...うす痘瘡(いも)で...
芥川龍之介 「偸盗」
...念入の黒痘瘡(くろあばた)だ...
泉鏡花 「歌行燈」
...二十二「痘瘡(あばた)の中に白眼(しろまなこ)を剥(む)いて...
泉鏡花 「歌行燈」
...今度は力任せにぶっ叩いて黒門の上に幾つも痘瘡(あばた)が出来た時...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...殿様のお顔は痘瘡(はうさう)の痕(あと)が見苦しく目立つていらつしやる上にお眼の内が鋭いので...
薄田泣菫 「茶話」
...当時は痘瘡(とうそう)とか麻疹(はしか)とか云う疫癘(えきれい)が流行(はや)って死人が多く出たりすると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...生憎(あいにく)そこで二人ともひどい痘瘡を煩つてどつと床についてしまつた...
中勘助 「銀の匙」
...あの粗羅紗の外套と痘瘡(あばた)だらけの顔を入口へにゆつと現はす前に昇降口でやる咳払ひ一つで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...痘瘡は百人の内九十九人までは是非とも一度病むべき大病なれども...
福澤諭吉 「養生の心得」
...また虎肉はインド人が不可療の難病とする痘瘡(とうそう)唯一の妙剤だと(ヴィンツェンツォ・マリア『東方遊記(イルヴィアジオ・オリエンタリ)』)...
南方熊楠 「十二支考」
...猴は安産する上痘瘡(とうそう)軽き故...
南方熊楠 「十二支考」
...座頭らしい薄痘瘡(うすあばた)の男...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...どうしたものか薄痘瘡の座頭丈は...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...錦橋は書上に「寛政二辛亥京都痘瘡大に流行...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒痘瘡の説は、池田錦橋の「天行之※気、与蘊蔵之遺毒、相触激而発」と云ふに近似してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二月十八日に棠軒の女乃夫(のぶ)が福山にあつて痘瘡に死した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...玄碩の遺した女(むすめ)鉄は重い痘瘡(とうそう)を患(うれ)えて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...路は痘瘡(とうそう)のために貌(かたち)を傷(やぶ)られていたのを...
森鴎外 「渋江抽斎」
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