...病間録は一般的な言葉ではなく、熟語に分類されます...
...「若君の御病間の床下にござりました...
直木三十五 「南国太平記」
...手に入れたな」「御病間の床下から――仙波の倅が...
直木三十五 「南国太平記」
...廊下で坊主が、お叩頭をしても、それから、御病間へ入って、乳母の税所敦子が、血走る眼で、目礼をしても、左源太は、鋭く光る眼で、睨みつけたまま、哲丸の臥ている側へ、坐ると、じっと、眠入(ねい)っている顔を眺めた...
直木三十五 「南国太平記」
...隱居の孫右衞門の病間といふのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...病間を出ると、薄暗い廊下で、誰やら小手招きして居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...節子の病間へゆき...
山本周五郎 「おばな沢」
...医者がすすめて病間にしたものである...
山本周五郎 「おばな沢」
...九正篤はまっすぐに病間へとおり...
山本周五郎 「桑の木物語」
...捨てられてしまった人間だ」彼は幾たびもあの病間の一夜を思いだした...
山本周五郎 「桑の木物語」
...藤右衛門は朝のままおとずれなかった病間へはいった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...妻の病間に来た...
吉川英治 「大岡越前」
...そこの病間へ、「ただ今、ご舎弟様が」と、家臣たちのあわただしい取次があったときは、もう渡りの廊のあたりで、脇屋義助の大きな足音がしていたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...病間の孤独と寂(しず)かとを欲していた...
吉川英治 「私本太平記」
...「病間にて、取り散らしておりますが、おゆるしあるなれば、お通りくださいとの、半兵衛様のおことばでした...
吉川英治 「新書太閤記」
...御病間へ退(さが)って――」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...大事なお体、しかも御病中、さ、御病間へ』と、太守の手を取って、奥まで連れて行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...良人の病間へかくれたが...
吉川英治 「親鸞」
...この御病間の窓から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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