...これからという処で病歿しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...亡父が仙台の某中学校の校長になって三年目に病歿したので...
太宰治 「家庭の幸福」
...その六年前にすでに病歿していた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...病歿せしは明治十五年...
太宰治 「盲人独笑」
...それから十日ばかり後に油小路(あぶらこうじ)の館(やかた)に於いて病歿したとなっている...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...幼明の母親が二年前に病歿して席にいない淋しさも...
豊島与志雄 「立札」
...五月、アン病歿...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...〔六〕配偶者の過去現在妻は昭和三年に五十五歳で病歿、生まれた子供は十三人、現在六人生存、他は病歿、私には後妻はない...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...〔七〕父母及祖父母の年齢と家系父は養子で慶応元年に三十九歳で病歿...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...流行の感冒に冒されて両名相次いでその地に病歿したとか聞いてゐる...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...現に病歿のすぐ以前にも...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...先生以本月朔病歿...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...専六がなお舟中(しゅうちゅう)にある間に病歿した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...新五兵衛がとつぜん病歿(びょうぼつ)した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...養祖父の義左衛門も病歿し...
吉川英治 「剣の四君子」
...それは関興(かんこう)の病歿だった...
吉川英治 「三国志」
...五十六歳を以って熊本に病歿した...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...そこで病歿された故幽斎公の三年忌の営(いとな)みやら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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