...たとい病余の身であるにしても...
高浜虚子 「子規居士と余」
...同時に病余の今の仕事として適当であるという事に気がついた...
寺田寅彦 「自画像」
...あまりに美しい自然とそこにも付きまとう世の中の刺激が病余の神経には少しききすぎるようでもある...
寺田寅彦 「写生紀行」
...肋膜炎(ろくまくえん)に悩みし病余の体(たい)を養うとて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...病余孤独の身は家を修むる力なく蔵書は唯蠧(むし)の喰うにまかすより外はなかったからである...
永井荷風 「写況雑記」
...病余失意の一生をここに隠してしまったのである...
永井荷風 「深川の散歩」
...病余休酒怯秋風...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「病余只苦此涼秋」の句がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まだ少々病余にはござれど...
吉川英治 「私本太平記」
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