...それから癩(らい)を病んだような...
芥川龍之介 「女」
...肺を病んだ五尺足らずの山内は...
石川啄木 「鳥影」
...そのなかで名前が知れてゐるのは五人しか無いのを甚(ひど)く気苦労に病んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...喘息を病んだ風琴のやうな変にしやがれた声で...
薄田泣菫 「茶話」
...鉄砲で打たれたり、波に呑まれたり、飢えたり、病んだり、巣のあたたまるひまもない悲しさ...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...みずからは二十(はたち)の時に奥歯一本虫に食われて三日病んだ他には病気というものを知らず...
太宰治 「新釈諸国噺」
...或いは飢え或いは病んだコサックや案内者や...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...一九一三年の春は肋膜(ろくまく)を病んだ...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...そのうち彼は肋膜を病んだ...
豊島与志雄 「椎の木」
...けれども彼らの雨曝(あまざら)しになるのを苦(く)に病んだほどの大嵩(おおがさ)なものはどこにも見当らなかった...
夏目漱石 「明暗」
...この頃まるで病んだ様になってしまった...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...」阿部正寧(まさやす)が東京石原邸に於て病んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...八月には棠軒の妻柏(かえ)が大に病んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...おちつくまでにはずいぶん気を病んだものであった...
山本周五郎 「初蕾」
...去年(寛文六年)の正月には松山(茂庭周防)が病死した」――半年ちかく病んだあとでございました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もし一頭の犬でも病んだらものものしい...
吉川英治 「大岡越前」
...痘瘡(ほうそ)を病んだか」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
...病んだといったな」「はい...
吉川英治 「柳生月影抄」
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