...伊弉冊神病み臥せし時...
高木敏雄 「比較神話学」
...松子さんが病み出してから丁度一週間目のことでした...
土田耕平 「身代り」
...その男は遽かに胃が病み出して頓死してしまつた...
徳田秋聲 「水ぎわの家」
...甚だ頭痛に病み始めたのは無理ではない...
戸坂潤 「社会時評」
...次男の惟行は北京で病み付いた頃であるから宅には居ない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...家に残りし老母病みて薬のみかは食うものさえなき有様に...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...殆ど病み暮らしてばかりゐるやうに見えた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...それに刺戟されてまたぞろ芝居が病みつきになり...
久生十蘭 「ハムレット」
...そして一騒ぎある毎に一段一段と病み重つて行くのである...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...明治四十五年の春慶應義塾理財科を卒業するに先だちて俄に病みてみまかりぬ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...七月七日に柏軒は京都の旅宿に病み臥し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...運命はとうとう彼を本当の痛風病みにしてくださった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それからこの家では子孫代々の者が眼を病み...
柳田國男 「日本の伝説」
...殊に妻が病みついてからのおかやの尽して呉れた辛労を思うと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...病みつくようなことはないかしらん...
山本周五郎 「柳橋物語」
...もし畜生の病み傷つくときには...
吉川英治 「大岡越前」
...それを苦に病み通した女房が死に...
若山牧水 「山寺」
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