...一昨日まで父の庄造が病み衰えた痩躯をよこたえていたのだし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...雑草そのままに咲いた咲いたおもさは雨の花のあかさけふも雨ふる病みほうけたる爪をきらう・雨のゆふべの人がきたよな枯木であつたか・どうやらあるけて見あげる雲が初夏五月六日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...ポルジイは頭痛に病みながら...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...僕はまだ病み上がりで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...一度食べたら病みつきになりますよ...
豊島与志雄 「無法者」
...病み疲れた妙子の姿が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...ふたり枕をならべてどっと病みふす酸苦(さんく)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おれは癲癇(てんかん)病みもやってみた...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...病み重つて重病室に呻吟してゐたのである...
北條民雄 「続癩院記録」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...七月七日に柏軒は京都の旅宿に病み臥し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...病み衰えた勝三郎は終(つい)に男名取総員の和熟を見るに及ばずして東京を去った...
森鴎外 「渋江抽斎」
......
森川義信 「霙の中」
...かゆいところを掻き出したのが病みつきになったみたいなものなのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...労咳(ろうがい)病みの薬料から其の日其の日のお飯(まんま)...
山本周五郎 「お美津簪」
...体の水脹(みずぶく)れにふくれた中気病みである...
山本周五郎 「留さんとその女」
...けれどその祭事や讀經に徴せられてゐる雜役たちが病み仆れたり...
吉川英治 「折々の記」
...閂(かんぬき)が病みついた喉(のど)から出るうめき声のような音を立てる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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