...如何な乱暴者も、走り疲れた所へ、腹背(ふくはい)に敵を受けてはかなわぬ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...汽車で疲れたらしい青い顔をして這入って来て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...疲れた者から眠り...
徳永直 「光をかかぐる人々」
......
中井正一 「言語は生きている」
...あるいは散歩の疲れた足を休めたり...
永井荷風 「銀座」
...どうも少し疲れたものですからな」「ここに...
中里介山 「大菩薩峠」
...疲れた人間の眼の観測では...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...海で泳いだ疲れの為に...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...延びあがり延びあがりたる玉蜀黍は儚なや実が一ツこゝまでたどりつきたる二十五の女の心は真実男はゐらぬものそは悲しくむつかしき玩具ゆゑ真実世帯に疲れる時生きやうか死なうかさても侘しきあきらめかや真実友はなつかしけれど一人一人の心故――黍の葉のみんな気ぜはしいやけなそぶりよ二十五の女心は一切を捨て走りたき思ひなり片瞳をつむり片瞳を開らきあゝ術もなし男も欲しや旅もなつかし...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...疲れていたもンでついさっき叩きおこされるまで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...疲れ切ったような顔でした...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...彼のすべての努力は単に疲労をもたらすばかりであって...
三木清 「語られざる哲学」
...(これは佐藤さんからの電話ですが)栄さんはこの頃ひどく疲れているそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...疲れきってしまいました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...秀之進は相変らずなにもいわないけれど大助は疲れも飢えも忘れるほど...
山本周五郎 「新潮記」
...全身を太陽に暴露(さら)して、疲れもせず、怠(なま)けもせず、さつさ、さつさと進んで行(ゆ)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...さうして身を搖り動かして疲れた後は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...――と、いつのまにか、疲れが出て、うとうとと居眠っていた...
吉川英治 「三国志」
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