...先刻(さつき)は急しい時で……』と諄々(くど/\)辯疏(いひわけ)を言つて...
石川啄木 「足跡」
...」と心で辯疏(いひわけ)して見ても...
石川啄木 「鳥影」
...謀叛人を祀る辨疏の意も...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...人間精神の地下水的意味に於ける遍漫疏通の強力な照応であって...
高村光太郎 「永遠の感覚」
...眼の届く限り真直な疏水堀で...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...當時の著述は義疏を以て主とした...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...古易・石經・章句・傳・注・集注・義疏・論説・類例・譜・考正・數・圖・音・讖緯・擬易の十六種に分つといふ工合で...
内藤湖南 「支那目録學」
...此だけは三國志の疏奪を范曄が補ひたりとも言ひ得べきに似たれども...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...これが何よりも一番簡単で要領を得た辯疏になるのであらう...
永井荷風 「勲章」
...円タクをひろってどこでもいい景色のいい疏水のほとりに降ろして下さいと云うと...
林芙美子 「田舎がえり」
...湖尻(こじり)の疏水(そすい)のほうへ歩き出した...
久生十蘭 「キャラコさん」
...一切の文學的活動を放擲する辯疏のために書いた手紙である由が註せられてゐる...
堀辰雄 「春日遲々」
...青竜疏(せいりょうそ)を誦する事三載(みとせ)...
南方熊楠 「十二支考」
...役目を離れた應對を求める分疏(いひわけ)をしなくてはならぬやうに感じた...
森林太郎 「高瀬舟」
...わたくしはこんな分疏をして...
森鴎外 「空車」
...後世の註疏(ちゅうそ)によらずに...
森鴎外 「安井夫人」
...是に対する弁疏も...
柳田國男 「書物を愛する道」
...大津のうちでは疏水の付近だけであらう...
横光利一 「琵琶湖」
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