...先刻(さつき)から三度目の同じ弁疏(いひわけ)を...
石川啄木 「赤痢」
...「怎うもしないのに!」自分に辯疏して見る傍から...
石川啄木 「鳥影」
...各新聞によって解散の奏疏が人々の目にふれたのは二十七日のことであったが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...羽子は溲疏(うつぎ)を一寸ンほど筒切になし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...多數の他人と意志を疏通したり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...又、疏食を食ひ、水を飮み、肱を曲げて枕にす、樂亦其中に在りといふ風に、貧苦を美化し、或は、若し我配處に赴かずんば何を以てか邊鄙の群類を化せんと言つて、迫害を樂觀し、或は其中に一種の意義を認むる樣なのは第三である...
朝永三十郎 「學究漫録」
...これも儀禮單疏を刻して世に弘めたので...
内藤湖南 「藏書家の話」
...疏水(そすい)へ行くと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...泣いても笑つても一通りの弁疏(いひわけ)はしておかずばなるまいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...却て夫に疏(うとま)れ見限らるゝ物なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...疏に〈一解に狐犬に作る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...貧道(それがし)青竜疏を念ずるに...
南方熊楠 「十二支考」
...淡淵は「其講経不拘漢宋、而別新古、従人所求、或用漢唐伝疏、或用宋明註解」平洲の如きも、「講説経義、不拘拘于字句、据古註疏為解、不好参考宋元明清諸家」と云ふのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...何か別の意思疏通の方法があることを推論できる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その次は大津から山科へぬける疏水で...
横光利一 「旅愁」
...こう涙して弁疏(べんそ)したということである...
吉川英治 「私本太平記」
...法励師四分疏五本各十巻...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...法銑律師尼戒本一巻及疏二巻...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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