...先刻から三度目の同じ辯疏(いひわけ)を...
石川啄木 「赤痢」
...蔭(かげ)にも日向(ひなた)にも美妙のため弁疏する事が出来ないで...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...分疏するだけが野暮にて...
大町桂月 「越ヶ谷の半日」
...自分の政友会入りを弁疏(べんそ)して...
薄田泣菫 「茶話」
...積極的に疏しく思っていた...
外村繁 「澪標」
...疏に中古とは周公のことであるといつてゐる...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...次いで六朝人と唐人とは所謂箋疏の學問で...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...自己の一身上のための弁疏(べんそ)哀願は後廻しにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこでわしは諸宗を学ぶのに諸宗自らの章疏(しょうしょ)を見て心得た」ということを云っている...
中里介山 「法然行伝」
...彼の向っている方は疏水だった...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...悪縁は至極疏通すという言葉があるが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...(なるほど! きのうに限って疏水(そすい)へやって来なかったのは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...又或は内実これを顧みても表面に疏外(そがい)の風を装(よそお)う者あり...
福沢諭吉 「新女大学」
...分疏(いいわけ)のように語をつぎて...
森鴎外 「文づかい」
...本枝の間が疏通を欠いているとはお思いにならないでしょうか」「たしかに...
山本周五郎 「新潮記」
...その次は大津から山科へぬける疏水で...
横光利一 「旅愁」
...羯磨疏(かつましょ)を講ずること十遍...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...智周師菩薩戒疏五巻...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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