...若者は分疏(いひわけ)らしく詞を添へて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...青總の髮疏(あらゝ)かに...
高山樗牛 「瀧口入道」
...疏水(そすい)のふちを銀閣寺(ぎんかくじ)から法然院(ほうねんいん)の方へ花見をして歩いたことがあった...
谷崎潤一郎 「鍵」
...疏に中古とは周公のことであるといつてゐる...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...今年(ことし)は赤(あか)も夥多(しつかり)だが磨臼(するす)の切(き)れ方(かた)もどういふもんだか惡(わり)いんだよ」とお品(しな)は少(すこ)し身(み)を動(うご)かして分疏(いひわけ)するやうにいつた...
長塚節 「土」
...「勘次(かんじ)さん與吉(よきち)こと起(おこ)してた處(とこ)なんだよ」内(うち)の女房(にようばう)は分疏(いひわけ)してやつた...
長塚節 「土」
...自然に交情が疏くなつてきた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...人家も疏らになり...
原民喜 「壊滅の序曲」
...蘆(あし)をわけて疏水(そすい)のほうへおりてゆくと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私はあの疏水を自身流れたことはないが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...其夫婦の一方が契約を無視し敢て婬乱不品行を恣にし他の一方を疏外するが如きは...
福沢諭吉 「女大学評論」
...昭君村の柳は雨のほかに疏(おろそ)かなる心地して...
南方熊楠 「十二支考」
...斎の書牘には単に「義疏」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それを皇侃(くわうかん)の論語義疏と解するのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...壽阿彌は此等の人々に一々書を裁するに及ばぬ分疏(いひわけ)に...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...この第二の学校のすぐ横には疏水(そすい)が流れていて...
横光利一 「洋灯」
...疏通微妙(そつうみみょう)な間(かん)に...
吉川英治 「私本太平記」
...智周師菩薩戒疏五巻...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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