...彼女との会話の中で、心に疎隔があるように感じた...
...最近、彼との疎隔を感じている...
...夫婦の関係が疎隔してしまった原因を考える必要がある...
...疎隔が生じたときには、その原因を話し合うことが大切だ...
...疎隔が続くと、相手との信頼関係が薄れてしまう...
...芸術の本流との疎隔を余儀なくしてゐるやうなことはないか...
阿部次郎 「帰来」
...かならずそこに予想外に大きい疎隔(そかく)(不和ではない)の横たわっていることを発見して驚くに違いない...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...著しく感情の疎隔を有しつつ終始した...
太宰治 「津軽」
...ましてや内部生活の疎隔した他人はなおさらの事である...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...彼は従来の疎隔(そかく)を謝し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...併しながら一体の事情は今申した通りであつて、決して不和とか、疎隔とか、仲違ひと云ふ様な言葉は用ひて頂きたくない...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...佐幕的開国家を疎隔せしむるを慮(おもんばか)りてのみ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...松陰自(みず)から諸友の己(おのれ)を疎隔するを嗔(いか)るや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それは新しい産業制度(工場委員会・生産者会議・等々)に対する疎隔感や...
戸坂潤 「技術の哲学」
...たがいに接近するためになす事柄までがすべて疎隔の原因となるまでに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遠い遠い疎隔があった...
豊島与志雄 「春盲」
...従って細君が本(もと)で出来た両者の疎隔は...
夏目漱石 「道草」
...時々おれの「疎隔」や「哲学的孤立」について考えたり感じたりしたことを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...自分は父の寵兒ではあつても父との間に意志の疎隔などを生じてはゐなかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...自分の実父との間にはこうした感情の疎隔があるのかと玉鬘(たまかずら)ははじめて知った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...老臣のあいだに疎隔する事が起こって自分から辞し...
山本周五郎 「落ち梅記」
...周防と疎隔した同じ理由で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...むしろ両者は疎隔するばかりであった...
吉川英治 「私本太平記」
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