...彼女との会話の中で、心に疎隔があるように感じた...
...最近、彼との疎隔を感じている...
...夫婦の関係が疎隔してしまった原因を考える必要がある...
...疎隔が生じたときには、その原因を話し合うことが大切だ...
...疎隔が続くと、相手との信頼関係が薄れてしまう...
...芸術の本流との疎隔を余儀なくしてゐるやうなことはないか...
阿部次郎 「帰来」
...紅葉の方ではとかくに疎隔して会えば打釈(うちと)けていても内心は敵意を挟(はさ)んでいた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...如何(いか)に疎隔していても紅葉を親友の一人と見ていた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...二人の間に妙な疎隔(そかく)を生じたことなども...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...今度ばかりは妙子と二人の姉との間に感情の疎隔が生じはしまいか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その間に夫婦の感情の疎隔したことが窺(うかゞ)われる...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ましてや内部生活の疎隔した他人はなおさらの事である...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...遠い遠い疎隔があった...
豊島与志雄 「春盲」
...何等の疎隔も存しなかった...
豊島与志雄 「理想の女」
...出かけるとなると、しょっちゅう自分をうかがっていた支店長代理がときどき自分の事務室にやってきて、自分の机にすわり、書類をくまなく探り、多年この自分とほとんど友達同然になっている顧客に応接し、自分と疎隔させ、そればかりでなくさまざまな失策さえも暴露する有様が、眼に見えるように思えてしかたがなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...記者は先づ自分と父との間に職業問題に就き「意志の疎隔を生じ居れりとの風説」を糺したと云つてゐるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...全くおどろくような疎隔が生じる場合がある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の実父との間にはこうした感情の疎隔があるのかと玉鬘(たまかずら)ははじめて知った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...感情的にはっきり疎隔した両者は...
矢田津世子 「凍雲」
...兄と弟を疎隔することは...
柳田国男 「雪国の春」
...感情のもつれや疎隔はまぬかれないであろう...
山本周五郎 「おばな沢」
...冷たい疎隔を感じさせた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...ふたりを相疑わせて疎隔してしまえば...
吉川英治 「三国志」
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