...其実趣味に疎いが常である...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...勿論是は日本の事情に疎い人でありますが...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...民情に疎い警官の命令を軽んずる気持がいなめなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...もともと社会に疎い地方村落に帰って離間中傷の迷夢にまきこまれ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それがためかえって実際に疎いところがあっていわゆる性教育に関して全然無知識でしたが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...また支配人や番頭任せにしてならないばかりでなく世情に疎い妻女や伜等の感情や私見に左右されることのないよう...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...こんな憎悪感に気附く事はなはだ疎いものである...
太宰治 「お伽草紙」
...こんな憎惡感に氣附く事はなはだ疎いものである...
太宰治 「お伽草紙」
...名誉や利害には疎い方が...
辰野隆 「芸術統制是非」
...こう云う事には極めて疎い自分にはこの家の家庭の過去現在について知り得られた事は至って僅かで...
寺田寅彦 「雪ちゃん」
...世間のことにはてんで疎いもんで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...先生は疎い人だが學問の方になると非常に鋭敏だから到底欺くことは不可能であつた...
長塚節 「開業醫」
...海老茶の疎い絞りの帶を締めて...
長塚節 「菜の花」
...「どうも変ですね」世事に疎い彼は...
夏目漱石 「道草」
...俺はお人好しだから俗事には疎いのさ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...うすぐもりの日かげが何時(いつ)の間にか疎いひかりとなり...
室生犀星 「名園の落水」
...世間に疎い人でもあって...
柳田国男 「故郷七十年」
...そういうことに疎い十七という年の若さと...
山本周五郎 「柳橋物語」
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