...自分は常に此職員室の異分子である...
石川啄木 「雲は天才である」
...異分子(いぶんし)の侵入した帝都の空を嘗めまわした...
海野十三 「空襲葬送曲」
...多くの民間神話的異分子を混入するを...
高木敏雄 「比較神話学」
...其中に二個の異分子を含む...
高木敏雄 「比較神話学」
...此異分子は、何れより来りて、かの説話中に混入するに至りしや...
高木敏雄 「比較神話学」
...凡ての異分子を除去したる...
高木敏雄 「比較神話学」
...全く不連続的にそういう異分子が飛込んで来るときに...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...彼等(かれら)の間(あひだ)には異分子(いぶんし)を交(まじ)へて居(を)らぬ...
長塚節 「土」
...どこかに異分子が混入して来る訳になります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...これから先き文学上の作物の性質は異分子の結合でいよいよ複雑になって参りますから...
夏目漱石 「創作家の態度」
...家の中には一年前から二た組の異分子が入り込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十 ああ死別されど妾の如き異分子の...
福田英子 「妾の半生涯」
...直ぐに一人の異分子は...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...反革命的異分子の清掃が...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...朝廷内の異分子やら...
吉川英治 「私本太平記」
...――み心にそわないそれらの異分子を...
吉川英治 「私本太平記」
...初めて異分子でなく居る所をえた気がしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...異分子を見るように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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