...いつまでも私の本質の異分子の如くに存続する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...自分は常に此職員室の異分子である...
石川啄木 「雲は天才である」
...自分の異分子な事を感じた...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...多くの民間神話的異分子を混入するを...
高木敏雄 「比較神話学」
...其中に二個の異分子を含む...
高木敏雄 「比較神話学」
...此異分子は、何れより来りて、かの説話中に混入するに至りしや...
高木敏雄 「比較神話学」
...それら諸国の異分子が...
中里介山 「大菩薩峠」
...どのくらいの異分子が...
夏目漱石 「創作家の態度」
...家の中には一年前から二た組の異分子が入り込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つまるところ部隊の異分子と憎まれもの...
久生十蘭 「ノア」
...十 ああ死別されど妾の如き異分子の...
福田英子 「妾の半生涯」
...仏教では説明することの出来ないいろいろの異分子が...
柳田国男 「年中行事覚書」
...村に居住しても次第に異分子をもって目せられる結果は免(まぬか)れ得なかったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...芸術家らしい変態心理の深刻なものの色々が異分子として含まれているのを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...初めて異分子でなく居る所をえた気がしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...異分子のように自分たちの存在が感じられるので...
吉川英治 「親鸞」
...彼等の内部にある異分子の一掃(いっそう)は...
吉川英治 「平の将門」
...異分子を見るように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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