...さうして世界を縁として自己を考へることは直接に世界そのものを考へることゝは意味を異にする...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...亦實在の多少によつて濃淡の影を異にするやうになつて來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...本來性質を異にするものである...
武田祐吉 「古事記」
...幕府とその利害を異にする向う見ずの尊攘的公卿に向ってすら...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...さて牽引による運動の分与と反発によるそれとはただその方向を異にするだけであるから...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...何となれば空間知覚と空間概念とは全く成立の動機を異にする二つの概念規定であるであろうから...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...寧ろ大隈総理と其の見解を異にするものゝ如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...全く面目を異にする作品を生み出す...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...話し方を異にするのは...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...今親しくその画(が)を看(み)るに風景美人共に国貞系統の歌川派の画工とは幾分かその趣を異にする処あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その用いる語を異にするということを見出すことが出来たからであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...(二) Confessiones. XI, 14 seqq. 總じてアウグスティヌスの時の論は觀點と所見とを異にするものも尊敬と感謝とをもつて仰ぎ見るべき劃期的業績である...
波多野精一 「時と永遠」
...從つてそれの自己實現はそれぞれ内容と意味とを異にする二つの客體...
波多野精一 「時と永遠」
...はじめよりその元素を異にするによりて然るものか...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...用心のかいもなく政見や信仰を異にする反対派に掠奪されたり殺されたりしたのだった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...繍は絵と全くその性を異にするものであるし...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...併し摺ることゝ染めることゝは自ら結果を異にする...
柳宗悦 「和紙十年」
...時と所を異にするだけの相違は持っている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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