...意見を異にするのは礼義でないということになっているので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...言語や風俗を異にする民族の集合隊は適当と言えぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...男女その席を異にする等なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...しばしば意見を異にするをもはばからなかった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...女性の名を異にするのみ...
高木敏雄 「比較神話学」
...クラシックの文化は現代文化の中心とは地域を異にするところに源を発し...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...その問題の位置・その立場・を全く異にする二つのイデオロギエンは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併し小説と戯曲とはジャンルを異にするが...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...それ故かくて自然科学と歴史科学とはその学問性を異にする...
戸坂潤 「科学方法論」
...物理学と生理学とはその科学的テーマの段階を異にする...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...現内閣とは大に其實質を異にするものなりき現内閣は大隈伯を首相とすと雖も其實質よりいへば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...しかし死亡率は国と環境を異にするにつれはなはだしく異っているから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...単なる上べの名目を異にするのみで...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...意見を異にする幾多の学派を生ぜしめた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつも均等な感情でのぞみえないまでも(まったく人の感情は時によって程度を異にするのである)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...従つて祖先を異にするS城の混種の軍兵よりもその団結力は強かつた...
横光利一 「静かなる羅列」
...之(これ)は天然林でなく幾区画にも分れて所有主を異にする植林である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...さらにまたそれと質を異にする唐宋の文化のなかに生きてこれを教化した...
和辻哲郎 「孔子」
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