...政見を異にする政府の役人の宴会などに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...かくのごとく宗派および組織を異にするは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...全然語系を異にする言語が二十幾つも行われているかということ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...年によって最もよく繁殖する草の種類を異にする事や...
寺田寅彦 「路傍の草」
...今親しくその画(が)を看(み)るに風景美人共に国貞系統の歌川派の画工とは幾分かその趣を異にする処あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...という在来のいでたちとは全く趣を異にするのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...その用いる語を異にするということを見出すことが出来たからであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...たとえば江戸川氏や氏と作風を対蹠的に異にする甲賀三郎氏のごときは...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...室を異にするも、家を異にするに非ず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...はじめよりその元素を異にするによりて然るものか...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...其好尚の趣をも舊に異にすること多し...
福沢諭吉 「帝室論」
...全く意味を異にする者さへ少からず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...立脚地を異にする事を忘れたまふな...
正岡子規 「人々に答ふ」
...時を異にするにつれて大きな変化が生ずるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一方地を異にし業を異にする人々との提携が得にくい故に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...従つて祖先を異にするS城の混種の軍兵よりもその団結力は強かつた...
横光利一 「静かなる羅列」
...之(これ)は天然林でなく幾区画にも分れて所有主を異にする植林である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...小さな独立した大陸を形作ると考えていた――とはいささか性質を異にするという我々の信念を裏付けるものだった(*5)...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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