...世間の論者と意見を異にするものである...
井上円了 「おばけの正体」
...大いに趣きを異にする点が生じた...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...今日に流行するところのものよりもまったくその趣を異にするところの政府の組織をば採用することあるを信ず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...併し小説と戯曲とはジャンルを異にするが...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...たとひ憲法上の解釋に於て多少伊藤侯と見を異にするものあるも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...宗教人種を異にする列國の同情を最後まで維持し得たるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此點に於て佐々等の國權派と内政に對する政見を異にするは疑ひもなき事實にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...陸上とは全然趣を異にすることが...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...またスパルタ流と雖もその趣きを異にするものだと私に同意せられ...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...○くだものと気候 気候によりてくだものの種類または発達を異にするのはいうまでもない...
正岡子規 「くだもの」
...歌と俳句とはただ詩形を異にするのみ...
正岡子規 「人々に答ふ」
...極めてその趣を異にすることが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...却てこれとは秩序を異にする時間を意味するためである...
三木清 「歴史哲學」
...それらは目的を異にするが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その地を別異にする風があった結果かと認められる...
柳田國男 「地名の研究」
...質を異にする土地は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...中尊と左右とが時代を異にするという感じはわたくしには前からあったが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そうして実際上には印象を異にする唐の彫像と白鳳天平の彫像との間の...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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