...彼は畏懼にかられて、その場から逃げだした...
...彼女は畏懼の表情を浮かべ、近づくことができなかった...
...彼は畏懼心から弱気になり、勝ち進むことを諦めてしまった...
...畏懼心を克服するため、彼女は自己啓発の本を読み漁った...
...彼は畏懼を捨て、新しい挑戦に果敢に取り組んだ...
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...この上も無い謙卑と畏懼とを示す...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...同会長スイス連邦参議院議官ルーコンネットは開会の祝詞を述べて曰く「戦争は人世中もっとも畏懼(いく)すべき患害にしてその社会を毒することバフイロツキセラ〔害虫の名〕の葡萄樹(ぶどうじゅ)における...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...民衆主義の悪影響を受けた彼等の胸中には恐怖畏懼の念は影をだも留めず...
永井荷風 「巷の声」
...裏面から観察するとすれば酔漢の妄語(もうご)のうちに身の毛もよだつほどの畏懼(いく)の念はあるはずだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...極度の恐怖と畏懼(いく)とのために...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...自分のまわりを眺めたときのあの、畏懼(いく)と、恐怖と、嘆美との感じを、私は決して忘れることはありますまい...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...そうして、その一度一度毎(ごと)に、私の心は沈淪(ほろび)の患難(なやみ)に付(わた)されるかのように、畏懼(おそ)れ、慄(ふる)えるのでした...
夢野久作 「瓶詰地獄」
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