...そんな探偵さんの云うままになった君の不運と諦(あきら)めるがいい」眼帯の大男山本始は...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...新月やいつをむかしの男山という其角(きかく)の句とが添えてある...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...後に男山(おとこやま)八幡の宮司(ぐうじ)をしてゐた人の落魄してゐたのを引取つて...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...山中にて必ず山男山女に出逢(であ)うより...
柳田国男 「遠野物語」
...男山八幡の広前は漆(うるし)のような闇であった...
吉川英治 「剣難女難」
...男山へ行き着けそうだな」と...
吉川英治 「私本太平記」
...さかんに、「男山へ」とか、「同志が」とかいっているから、都の変と聞いて、宮闕(きゅうけつ)の安危を案じる面々が、このほかにも各地から、男山八幡の山上へでも集まって、何かの策に出ようとするものらしく思われる...
吉川英治 「私本太平記」
...男山附近の千種忠顕を大将とする官軍などは...
吉川英治 「私本太平記」
...男山(おとこやま)秋には...
吉川英治 「私本太平記」
...これはべつな道から男山へ参向した...
吉川英治 「私本太平記」
...と申せば、はやご合点(がてん)にございましょうが、正季の郎党、桐山ノ小六という者が、昨夜、男山において、人もあろうに足利殿をねらって兇刃におよびました由」「あ、そのことで」「重々(じゅうじゅう)の不とどき...
吉川英治 「私本太平記」
...八幡(やわた)の男山(おとこやま)の上においた...
吉川英治 「私本太平記」
...男山(おとこやま)に進出していた...
吉川英治 「私本太平記」
...男山攻撃を開始した...
吉川英治 「私本太平記」
...北畠顕信(あきのぶ)の拠(よ)っていた男山も七月に入って陥落し...
吉川英治 「私本太平記」
...――そして直義(ただよし)は男山(おとこやま)に陣し...
吉川英治 「私本太平記」
...男山行宮(あんぐう)をめがけて...
吉川英治 「私本太平記」
...元弘、建武の頃から正平年間にわたる長い乱世にかけてこの御山(みやま)が、時には、大塔宮護良(だいとうのみやもりなが)親王の戦勝祈願をこめらるる大炉(たいろ)となり帷幕(いばく)の密議所となり、また時には、楠正成たちの忠誠が守るところとなるかと思えば、京六波羅(ろくはら)の賊軍が、大挙して攻め襲(よ)せる目標となったり、下って足利氏(あしかがし)が世を暴奪(ぼうだつ)なし終った乱麻(らんま)の時代となっては偲(しの)び上げるも畏れ多いことながら、後村上天皇は、男山御脱出以来、軍馬の間を彼方此方(あちこち)と御輦(みくるま)の漂泊(さすらい)を経られて、やがてこの金剛寺を行宮(あんぐう)に年久しく、山僧の生活も同様な御不自由をしのんでお在(い)で遊ばした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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