...損料で二はりの蚊帳を借り...
石川三四郎 「浪」
...損料を借りて来ましたから...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...と、いまの身なりも、損料か、借着らしい...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...ライカを一週間借りて損料(そんりょう)十円――ということにきまった...
海野十三 「○○獣」
...十円の損料だけでよいということだった...
海野十三 「○○獣」
...損料貸しなのである...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...「屋臺店は僅かの損料で日借りが出來るし餅の買入れも知れたもんだから資本といふ程のものは殆どいらないし...
高濱虚子 「續俳諧師」
...損料(そんれう)出して古着屋から借りるかな...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...牛の損料は玄米一俵だが...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...それで蒲団(ふとん)の損料が一枚三銭――寒いときは是非二枚要(い)るから...
夏目漱石 「坑夫」
...間に合せに借りた損料着(そんりょうぎ)ではありません...
夏目漱石 「こころ」
...はなはだしい時はひとの耳を損料で借りているような気がする...
夏目漱石 「三四郎」
...損料で紋付と大小を借り出し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...損料で紋付と大小を借り出し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一例を言へば能衣裳の損料貸などいふことが今日ではある一派の能役者の生計の一部になつて居るので...
正岡子規 「病牀六尺」
...お登和さんの方で御都合が悪ければ損料を借りるともどうともしてお間に合せ申します」大原「それではちょっと往(い)って参りますよ」と家を出(い)でて車にも乗らず...
村井弦斎 「食道楽」
...損料ぶとんや蚊帳(かや)と間違えちゃ困るよ」「じゃあ...
吉川英治 「江戸三国志」
...行商箱の損料とか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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