...その男の魂ぬけ出(いで)...
芥川龍之介 「案頭の書」
...わたしはある男の魂のために...
芥川龍之介 「報恩記」
...この事件から手を引かせようという蠅男の魂胆だった...
海野十三 「蠅男」
...そこであの男の魂は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...女の体に塗つた香料は男の魂を縹渺の界へ連れて行つた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...幾十人の男の魂を弄(もてあそ)んだ年増のように物凄く整って居た...
谷崎潤一郎 「刺青」
...その男の魂、それを考えてみるがいい...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...男の魂にはもうかならず女の魂が交じっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その男の魂のうちにほの見える洞窟(どうくつ)から彼は目をそらしたであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そうしてどんな悪いことをしましたの」「お前がしたような悪いことをした」「妾(わたし)がしたような悪いこととは?」「男の魂を取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...――匕首(あいくち)は?」「そいつは男の魂だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――匕首(あひくち)は?」「そいつは男の魂(たましひ)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの男の魂胆がありそうな気がして不安だった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あの男の魂胆がありそうな気がして...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...男の魂のなかにたち還つてくるのは...
原民喜 「画集」
...男の魂のなかに栖むのは妻の面影ばかりだらう...
原民喜 「画集」
...少しの乱れもなくはらはらと枕(まくら)にかかった髪の美しさは男の魂を奪うだけの魅力があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...侍の娘は男の魂を見込んで娵(よめ)に往くのだから...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
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