...彼もまた後見(うしろみ)のために旅立ちたい旨を申し出でた...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...5.そいつは傾聽の價値ある申し出でだ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...たんに臆測を楯にして人の申し出でを断る...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...途中その馬を案内する御用を承わりたいと申し出でながら...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...従業申し出での誘惑にも拘らず...
戸坂潤 「社会時評」
...出版を承諾して貰えるならば編輯はこちらでやっても宜しいという申し出であった...
豊島与志雄 「随筆評論集「情意の干満」後記」
...与力同心の面々は駒井能登守にこのことを申し出でて恐縮すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...お君は改めてお銀様にお暇乞いを申し出でました...
中里介山 「大菩薩峠」
...抜隊禅師に出家の願いを申し出でたところが...
中里介山 「大菩薩峠」
...早くも秀吉に内通して裏切りをしようという事を申し出でた...
中里介山 「大菩薩峠」
...飯田まで御足労が願えますまいか――と申し出でる者もある...
中里介山 「大菩薩峠」
...嘴(くちばし)を揃えて同行を申し出でた際...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲冑着用を申し出でた服部の提言を笑う者はなかったけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...この頃はちっとも御書きになりませんなあ」という申し出であった...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...あゝは申し出でたものゝYに斯う云はれて見ると僕にしてもこの程度の散逸法が最も適はしく思はれたのである...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...みなおん供を申し出で...
吉川英治 「私本太平記」
...今さら申し出で難(にく)い事情を...
吉川英治 「新書太閤記」
...宿屋の主人も番頭も私のこの申し出でに對して殆んど相手にならなかつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??