...甲比丹! あの人のは頭痛ではないのです...
芥川龍之介 「長崎小品」
...甲比丹(かぴたん)...
芥川龍之介 「長崎小品」
...甲比丹、どうか御尽力を願ひたいと存じますが、――(蘭人に)君からもおん母に御頼みし給へ...
芥川龍之介 「長崎小品」
...甲比丹(カピタン)「ぺれいら」の時計を奪ったのも...
芥川龍之介 「報恩記」
...彼が蘭館甲比丹たちから饗應を受けた繪があるくらゐだ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...この頃の「江戸參觀」(和蘭甲比丹の將軍拜謁)は毎年行はれたもので...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「日本囘想録」による甲比丹ヅーフの通詞らの蘭語に對する所見もまた同樣である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...前記した甲比丹ヅーフは本木...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...オランダ國旗を唯一つ日本長崎で護り通し祖國の歴史を辱しめなかつた甲比丹ヅーフは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...また長崎奉行の目付ともいふべき代々の和蘭甲比丹から具申する海外ニユースをたよりにしてゐた程度であつたと思はれる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...どうも水夫が水を使うて困ると云(いっ)たら甲比丹の云うには...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...甲比丹(カピタン)ブルックは居(お)らず...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...西暦一七七七年に来朝した和蘭(オランダ)甲比丹(カピタン)ツンベルグは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...甲比丹(かぴたん)の三次と荷抜屋の手下二人は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...仔細をきくと、甲比丹の三次は、去年以来、禁制の密貿易をやるぬきやの仲間とちりぢりばらばらになって、諸方の港場を流れていたが、うまい仕事も見つからないので、これから尋ねてゆく森啓之助に、身の振り方をつけて貰うのだといった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...前後してきた甲比丹(かぴたん)の三次が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その甲比丹(かぴたん)の三次はここにおります...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「なんでもない」「どうなすったのでございます」「甲比丹の三次の血だよ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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