...制服制帽の甲斐甲斐しい姿を...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...やはり生活のあらたまった折の甲斐甲斐しいいきごみを感じたわけであった...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...工場で働いてゐる彼の甲斐甲斐しい姿を見せたいのに違ひない...
太宰治 「津軽」
...丑時参りでもするような甲斐甲斐しい気持だったに違いない...
豊島与志雄 「道連」
...旅装い甲斐甲斐しい宇津木兵馬の立ち姿が...
中里介山 「大菩薩峠」
...姐(あね)さん被(かぶ)りの甲斐甲斐しいお静の姿を思い出したのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...甲斐甲斐しい片襷(だすき)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...甲斐甲斐しい女房振りの露子をはっきり認めました...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...あまり忙しいので客達も甲斐甲斐しいいでたちになつて彼等の仕事を手伝つたり...
牧野信一 「サンニー・サイド・ハウス」
...エリスの顔は緑色のブラウスを着た甲斐甲斐しいビアトレスの姿になった...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...娘ながら甲斐甲斐しい野良姿で自転車をとばして行くところなのだ...
「共同耕作」
...前二人と同じような甲斐甲斐しい身装をしている...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...不揃いではあるが甲斐甲斐しい戦仕度...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...二人とも着流しだが甲斐甲斐しい姿...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...手甲脚絆(てっこうきゃはん)の甲斐甲斐しい姿で...
夢野久作 「巡査辞職」
便利!手書き漢字入力検索