...土手には田芹、蕗が滿ちて、蒲公英はまだ盛りに、目に幻のあの白い小さな車が自動車の輪に競つて飛んだ...
泉鏡花 「遺稿」
...土手には田芹(たぜり)...
泉鏡花 「遺稿」
...鶏(とり)にやる田芹(たぜり)摘みにと来し我ぞ二月一日 在小諸...
高浜虚子 「六百句」
...路傍の蓬(よもぎ)や田芹(たぜり)が芽ぐんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...田芹のおひたしに...
矢田津世子 「茶粥の記」
...田芹の生えた畔を通り...
横光利一 「悲しみの代價」
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