...長々と螺線をゆるく田畝の上に繞らした...
泉鏡花 「遺稿」
...田畝(たんぼ)の土手上に廂(ひさし)を構えた...
泉鏡花 「瓜の涙」
...この田畝を越して...
泉鏡花 「婦系図」
...」日蝕五十一日盛りの田畝道(たんぼみち)には...
泉鏡花 「婦系図」
...浅草田畝(たんぼ)に巣を持って...
泉鏡花 「婦系図」
...どこのか田畝の鰌(どじょう)だろう...
泉鏡花 「婦系図」
...田畝(たんぼ)添いの脛(すね)を左右へ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...横町を田畝(たんぼ)へ抜けて――はじめから志した――山の森の明神の...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...……田畝(たんぼ)に狐火が灯(とも)れた時分である...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...田畝(たんぼ)の葦簾張(よしずばり)だ...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...見はるかしの田畝道へ...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...時には三丁と四丁の隔たりはあっても同じ田畝に...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...その末、出でて水車を轉じ、更に下りて、田畝に灌ぐ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...この男の姿のこの田畝道にあらわれ出したのは...
田山花袋 「少女病」
...田畝を越すと、二間幅の石ころ道、柴垣(しばがき)、樫垣(かしがき)、要垣(かなめがき)、その絶え間絶え間にガラス障子、冠木門(かぶきもん)、ガス燈と順序よく並んでいて、庭の松に霜よけの繩(なわ)のまだ取られずについているのも見える...
田山花袋 「少女病」
...千駄谷(せんだがや)の田畝(たんぼ)を越して...
田山花袋 「少女病」
...二人はそんなことを話しながら田畝道を歩いて行つた...
牧野信一 「娘とドリアン」
...洪水はしばしば川に遠い田畝(たうね)の間から起り...
柳田國男 「地名の研究」
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