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石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...三田尻まで乗り越して...
種田山頭火 「其中日記」
...私は一時の汽車に乗つた、途中三田尻下車、伊藤君を訪ね、それから三田君を訪ねてまた飲んだ、鯛の刺身のあたらしさ、うまさは素敵だつた、それと同様に三田君の人間のよさも(家人一同のよさも)素敵だつた、暮れてお暇乞して、散歩して、シネマを観て、酒垂山の月を賞して、夜明けの汽車でやつと帰庵した...
種田山頭火 「其中日記」
...――三田尻駅で、東路君に逢ふ、飲む、酔ふ、泊る...
種田山頭火 「其中日記」
...――田螺公)五首ずつ集最近作二月末日〆切 五首(題□□□)佐波郡三田尻駅前浴永不泣子宛(椋鳥会『初凪』 大正二年一月)...
種田山頭火 「雑信(二)」
...今の三田尻の海港を控へ...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...売地は田尻博士の屋敷と裏合せになりし処にて...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...奥田市長は、豆腐(とうふ)がすきで、膳の上は何から何まで、しかも三度三度、豆腐でなければ気が済まぬというのと、夏になれば童心に返って、モチ竿を振り回してセミ捕りをするのと、そのくらいしか覚えていないが、田尻市長の方は、もっとおもしろかった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...その後の章には、小仏(こぼとけ)の峠もほどなく越ゆれば、上野原、つる川、野田尻、犬目、鳥沢も過ぎて猿(さる)はし近くにその夜は宿るべし、巴峡(はきょう)のさけびは聞えぬまでも、笛吹川の響きに夢むすび憂(う)く、これにも腸(はらわた)はたたるべき声あり勝沼よりの端書(はがき)一度とゞきて四日目にぞ七里(ななさと)の消印ある封状二つ……かくて大藤村の人になりぬ...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...野田尻(のだじり)...
樋口一葉 「ゆく雲」
...春の夜の夢のうき橋、と絶えする横ぐもの空に東京を思ひ立ちて、道よりもあれば新宿までは腕車(くるま)がよしといふ、八王子までは汽車の中、をりればやがて馬車にゆられて、小佛の峠もほどなく越ゆれば、上野原、つる川、野田尻、犬目、鳥澤も過ぐれば猿はし近くに其の夜は宿るべし、巴峽(はかふ)のさけびは聞えぬまでも、笛吹川の響きに夢むすび憂く、これにも腸はたゝるべき聲あり、勝沼よりの端書一度とゞきて四日目にぞ七里(なゝさと)の消印ある封状二つ、一つはお縫へ向けてこれは長かりし、桂次はかくて大藤村の人に成りぬ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...野田尻(のだじり)...
一葉女史 「ゆく雲」
...三田尻のどこかへ前のおかみさんとお詣りです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...岩本さんは三田尻とどことかの間の校長になられ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七七山口の田尻(たじり)長三郎というは土淵村一番の物持(ものもち)なり...
柳田国男 「遠野物語」
...代々田尻家の奉公人にて...
柳田国男 「遠野物語」
...田尻氏の家のさまを図にする必要あり...
柳田国男 「遠野物語」
...フイルムは三田尻まで大丈夫持ちますよ」「号外号外...
夢野久作 「人間レコード」
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