...のみならず何度も海戦をして来た××に対する尊敬のためにいつも敬語を用いていた...
芥川龍之介 「三つの窓」
...つまりその時は映画を用いて微生物の形状をうつし出し...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...つぎつぎとその数ある名前を用いて手紙を寄こしていたのでございましょう...
太宰治 「葉桜と魔笛」
...一切の科学が同様な仕方に於て実験という研究手段=操作を用いている...
戸坂潤 「科学論」
...早寝の場合にはアドルムを用いて...
豊島与志雄 「憑きもの」
...けれどもはたして刃物を用いて...
夏目漱石 「門」
...洋人は鼻汁を拭うに毎次紙を用いて直ちにこれを投棄し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この語を名辞として用いてあったのを見て...
穂積陳重 「法窓夜話」
...四次方程式は幾何学を用いても解き得られぬと信じた...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...手という文字をどんなに沢山用いているかを見てもよく分ります...
柳宗悦 「民藝四十年」
...すなわち最初普通名詞として無邪気に用いていたのが...
柳田國男 「地名の研究」
...是を東国の小昼飯の意味に農村では用いており...
柳田国男 「木綿以前の事」
...玄徳を離れた徐州の捕虜を用いて一体どうするのかと...
吉川英治 「三国志」
...「鵜沼(うぬま)の虎を用いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...目通りを得させ、用いてやる」と、かれの乞いをも容(い)れたが、千草大学は、氏郷がむかえに行っても、「いやだ」といって、どうしても、秀吉の前へ出なかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...双眼鏡を用いて地平線を徹底的に調べあげたが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...何か古い記録を用いているであろう...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...漢式直線模様を盛んに用いている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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