...尋(つい)でに甥御(をひご)様のお名前をもれ聞かせ下さいまし...
薄田泣菫 「茶話」
...「可愛いがっていた甥御さんだったから...
太宰治 「令嬢アユ」
...旧社長の甥御だからただ御報告にあがったのだと...
豊島与志雄 「立枯れ」
...殿樣の遠い甥御(をひご)ぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...甥御(をひご)樣の助十郎を御家督に直し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それから?」「通ひ番頭の又六どん」「傳七郎さんとか言ふ甥御(をひご)は?」「さうですね」お千世の饒舌(ぜうぜつ)も其の問ひには容易に應へられさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「貴郎はベースウオーター街二十番地に住んで居らるる林という方の甥御さんで...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...「……では、東国の足利殿と、よく人の噂にも出る、高氏どのと仰せられるのは?」「ええ、その高氏さまは」と、覚一は、何のためらいなく、「この母には、甥御(おいご)...
吉川英治 「私本太平記」
...天蔵めを連れて来たか」「甥御(おいご)さまにも...
吉川英治 「新書太閤記」
...甥御様を」「余事(よじ)を申すな」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...新七はびっくりして、裸足(はだし)のまま飛び出すと、番に付けておいた小者の一人が、「お、甥御様が、後の二人を斬り仆して、に、逃げ出しましたッ」と、まるで粘土(ねんど)のような青い顔して、舌の根もうわの空に、告げるのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...甥御様で」「何をびっくりした眼をするのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...御当家の甥御様(おいごさま)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...明智光安様の甥御(おいご)様ではいらっしゃいませぬか」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...甥御(おいご)ですか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「当家の甥御(おいご)とわかれば...
吉川英治 「新・水滸伝」
...要人殿の義理の甥御(おいご)か」妙秀はそういいながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鐘巻(かねまき)自斎先生の甥御(おいご)でござった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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