...生霊が出るという噂がある墓地を通らないように注意しよう...
...あの家には生霊が出るという噂がある...
...死んだ人の魂が生きたままになり、生霊として現れるという迷信は昔からある...
...生霊が出現すると、その場所は一気に不穏な空気に包まれる...
...そもそも生霊って本当にいるの?(注: 迷信や都市伝説の類であり、実在しないものとされているため、正確には熟語ではないですが、上記のように扱われることがあります)...
...後には生霊死霊の口寄(死者の魂を招いて己が口に藉(か)りてその意を述べることで...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...生霊のすがたを描いた「焔」を制作したときのことである...
上村松園 「簡潔の美」
...死霊にもせよ、生霊にもせよ、物をいったり、食いものを盗んだりするところを見ると、何か形のあるやつにちがいないですからね...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...その若者は憎悪を受けるような――生霊を招く程憎悪を受けるような事を何かしたのであろうか...
小泉八雲 田部隆次訳 「生霊」
...罪も咎(とが)もない生霊(いきりょう)が何千何万というもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...小町その人の生霊(いきりょう)が籠(こも)るというよりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...二三日ソノ生霊ヲハナサナケレバナラヌ故...
中里介山 「大菩薩峠」
...教育の生霊(いきりょう)という見えでこんな意味の事を述べた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...お染の生霊(いきりょう)の祟りで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただ私には露子の生霊が恐ろしかったのです...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...或は死霊(しりょう)生霊(いきりょう)無数の暗鬼(あんき)を出現して眼中に分明なることもあるべし...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...御息所は世間で言う生霊(いきりょう)の説の否認しがたいことを悲しんで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...生霊(いきりょう)で現われた時さえも恐ろしかった物怪が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだまだこれからドレ位の生霊を...
夢野久作 「怪夢」
...数百万の生霊の代償として露西亜から貰った樺太(かばふと)の油田が思わしからず...
夢野久作 「暗黒公使」
...地上二十億の生霊を弄殺(ろうさつ)しつつある『脳髄の大悪呪文』を焼き棄てる一本の燐寸棒(マッチぼう)に外ならなかったのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...五十万の生霊を救う爆弾漁業の取締りは...
夢野久作 「爆弾太平記」
...御息所の生霊(いきりょう)が葵の上を殺す話や...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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