...生霊が出るという噂がある墓地を通らないように注意しよう...
...あの家には生霊が出るという噂がある...
...死んだ人の魂が生きたままになり、生霊として現れるという迷信は昔からある...
...生霊が出現すると、その場所は一気に不穏な空気に包まれる...
...そもそも生霊って本当にいるの?(注: 迷信や都市伝説の類であり、実在しないものとされているため、正確には熟語ではないですが、上記のように扱われることがあります)...
...一年に三万人の生霊(せいれい)が...
海野十三 「電気看板の神経」
...死霊にもせよ、生霊にもせよ、物をいったり、食いものを盗んだりするところを見ると、何か形のあるやつにちがいないですからね...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...被害民十万の生霊を何んとするか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...生霊の厄会には期がある...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...生霊がとり憑き、犬神がとり憑き、道を歩いていると七人御先(みさき)が来て、それに往き逢った者は熱病にかかった...
田中貢太郎 「鷲」
...生霊は失恋または烈しい憎悪から――その生霊の発生する本人も知らないのに...
小泉八雲 田部隆次訳 「生霊」
...その若者は憎悪を受けるような――生霊を招く程憎悪を受けるような事を何かしたのであろうか...
小泉八雲 田部隆次訳 「生霊」
...兵道の統棟(とうとう)かっ」部屋の中のどっかに現出している牧の生霊(しょうりょう)を...
直木三十五 「南国太平記」
...ああこの人には生霊(いきりょう)か死霊(しりょう)がついている...
中里介山 「大菩薩峠」
...お銀様の生霊(いきりょう)がいちいちそれに乗りうつって...
中里介山 「大菩薩峠」
...四万々生霊を水火塗炭(とたん)の中に救はんのみ...
中島敦 「斗南先生」
...生霊(いきりょう)というようなものがたくさん出て来て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なぜ自分の目はああした明らかな御息所の生霊(いきりょう)を見たのであろうとこんなことを源氏は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...太宗は自らこれに叙して、「朕尊居億兆之上、常以百姓為心、念五気之或乖、恐一物之失所、不尽生理、朕甚憫焉、所以親閲方書、俾令撰集、溥天之下、各保遐年、同我生民、躋於寿域、今編勒成一百巻、命曰太平聖恵方、仍令彫刻印版、施華弟、凡爾生霊、宜知朕意」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...幾万の生霊を暗(やみ)から暗(やみ)へ葬ったことであろうか...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...悽愴極まる屍体の山と石油臭の中に隔離されている約一小隊の生霊に...
夢野久作 「戦場」
...古来伝ウルトコロノ「狐ヲ使ウ」「真言秘密ノ呪法(じゅほう)ニカケル」又ハ「生霊...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...生霊(いきりょう)のように...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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