...生霊が出るという噂がある墓地を通らないように注意しよう...
...あの家には生霊が出るという噂がある...
...死んだ人の魂が生きたままになり、生霊として現れるという迷信は昔からある...
...生霊が出現すると、その場所は一気に不穏な空気に包まれる...
...そもそも生霊って本当にいるの?(注: 迷信や都市伝説の類であり、実在しないものとされているため、正確には熟語ではないですが、上記のように扱われることがあります)...
...一つの生霊(せいれい)を自(みずか)ら手を下して暗闇(やみ)から暗闇(やみ)にやってしまうなんて...
海野十三 「振動魔」
...死霊にもせよ、生霊にもせよ、物をいったり、食いものを盗んだりするところを見ると、何か形のあるやつにちがいないですからね...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...(ある人はスリルといえばこの恐怖の激情だけのように考えているかも知れないが、字典も明示している通り、スリルはむろん恐怖に限るものではない)人ごろし、血みどろ、一寸だめし五分だめし、逆磔刑、鋸(のこぎり)引き、その他殺人と刑罰との肉体的スリル、人体解剖、毒殺、疾病(しっぺい)、手術などの医学的スリル、世界中を敵として逃げ廻る犯罪者の身の置きどころもないたえ難い恐怖、追われるもののスリル、断崖、高層建築などの墜落恐怖、猛獣、蛮人などから感じる冒険スリル、一方にはまたお化け、幽霊、生霊、神罰、仏罰、心霊現象などの不可知なるものから生ずるスリルなどがこれである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「議会の鉄骨男」と題して正造の事を「百万の生霊が現時困頓疲弊の光景を代表明示して...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...『その新しい手代が云った生霊の事はどうも本当だと思います――実は私は言葉や様子に決して表すまいと...
小泉八雲 田部隆次訳 「生霊」
...その後生霊は若者を悩さなくなった...
小泉八雲 田部隆次訳 「生霊」
...死霊(しにりょう)や生霊(いきりょう)乗り移るということ聞いてますけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...夫に生霊取り憑(つ)いてたかも分れしません...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...兵道の統棟(とうとう)かっ」部屋の中のどっかに現出している牧の生霊(しょうりょう)を...
直木三十五 「南国太平記」
...ああこの人には生霊(いきりょう)か死霊(しりょう)がついている...
中里介山 「大菩薩峠」
...罪も咎(とが)もない生霊(いきりょう)が何千何万というもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...朝倉忠左衛門以下幾人かの尊い生霊を呑んだまま...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私には双生児の妹なんか無い――」「すると」「分身術よ」「え?」「昔の人は生霊(いきりょう)とも言ったワ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...こんな生霊の噂(うわさ)が伝わって行った時に院はどう思召(おぼしめ)すだろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしは何か警官の生霊にでも取付かれたように...
森律子 「三度會つた巡査」
...おそらくはこれも昔はその話を聴くために、狐を招いてきてもらった名残であって、同時にまた諸国の狸和尚、ないしは常陸坊・八百比丘尼の徒が、或いは自分もまた多くの聴衆と同じく、憑いた生霊、憑いた神と同化してしまって、荘子(そうじ)の夢の吾(われ)か蝴蝶(こちょう)かを、差別しえない境遇にあった結果ではないかを考えしめる...
柳田国男 「山の人生」
...数百の生霊をタタキ潰すというウロタエ方であった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...生霊(いきりょう)のように...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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