...彼女のドレスは生色でとても素敵だった...
...生色のリボンを使って髪をアレンジした...
...彼の絵の筆触は生色を表現している...
...研究成果は生色の出ったものだった...
...生色を生かしたデザインが人気だ...
...生色天地に満つという時候になる...
梅崎春生 「狂い凧」
...そして果然(かぜん)その下から生色を失った一つの顔が出て来た...
海野十三 「恐怖の口笛」
...生色(せいしょく)が...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...総一郎はすこし生色をとりかえした...
海野十三 「蠅男」
...彼等の山河已に生色なし...
竹越三叉 「深憂大患」
...生色もないまでに蒼白な顫えを帯びた顔にこの時...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...そして現在では煤煙(ばいえん)で痛めつけられた木の葉や草の葉に生色がなく埃(ほこり)まびれに立(た)ち枯(か)れた大木が殺風景(さっぷうけい)な感じを与えるがこれらの墓が建てられた当時はもっと鬱蒼(うっそう)としていたであろうし今も市内の墓地としてはまずこの辺が一番閑静(かんせい)で見晴らしのよい場所であろう...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...いつしか桐庵先生の話半(なかば)から生色を取り戻し...
正岡容 「小説 圓朝」
...お供えは俄然生色を帯びて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相手の羞恥のふかさによつて私の感銘も疼くやうに生色をおびてくると言つて宜かつた...
室生犀星 「帆の世界」
...野村一派は生色に溢れてみえた...
山本周五郎 「思い違い物語」
...生色を無くしながらいたる所に転げていた...
横光利一 「上海」
...甲州の百姓は生色をとり回(かえ)した...
吉川英治 「上杉謙信」
...一度に生色を取りもどし躍り上がらんばかりに狂喜した...
吉川英治 「三国志」
...洛陽(らくよう)に生色(せいしょく)還(かえ)る一司馬懿(しばい)仲達軍のこのときの行軍は...
吉川英治 「三国志」
...武田方の生色(せいしょく)を奪った愕(おどろ)き方(かた)というものは...
吉川英治 「新書太閤記」
...生色が甦(よみが)えった...
吉川英治 「新書太閤記」
...新吉は生色を失って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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