...彼女のドレスは生色でとても素敵だった...
...生色のリボンを使って髪をアレンジした...
...彼の絵の筆触は生色を表現している...
...研究成果は生色の出ったものだった...
...生色を生かしたデザインが人気だ...
...そして果然(かぜん)その下から生色を失った一つの顔が出て来た...
海野十三 「恐怖の口笛」
...生色もないまでに蒼白な顫えを帯びた顔にこの時...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...お君の面(おもて)からサッと人間の生色が流れ去って...
中里介山 「大菩薩峠」
...不思議な愛着を覚えさせるのはどうしたことでしょう? これで唇に生色があって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まさに生色を失わんとする危急存亡の場合と見て取ったから...
久生十蘭 「魔都」
...空腹と疲労に生色なく...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...お供えは俄然生色を帯びて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相手の羞恥のふかさによつて私の感銘も疼くやうに生色をおびてくると言つて宜かつた...
室生犀星 「帆の世界」
...それは淋しいと云わんよりむしろ石の如く冷たく蝋(ろう)の如くに生色がない...
吉川英治 「剣難女難」
...その頃には面色すべて生色を失なって...
吉川英治 「剣難女難」
...一度に生色を取りもどし躍り上がらんばかりに狂喜した...
吉川英治 「三国志」
...生色をとりもどし...
吉川英治 「三国志」
...その生色をよみがえらせた...
吉川英治 「三国志」
...兵はみな生色もない...
吉川英治 「新書太閤記」
...生色が甦(よみが)えった...
吉川英治 「新書太閤記」
...久しぶりに陣地には生色がよみがえった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その眉宇(びう)に生色(せいしょく)もなかった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...うち見た所私のほかには最初強風を予言した例の痩老人のみが先ず生色あるのみで...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索