...修学旅行先での思い出が、彼女の中で一生残るだろう...
...王は生残つた奴の恐れに乗じて...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...後の世界に生残るかもしれない...
海野十三 「火星兵団」
...いやそれは只一人の生残り人間なる専制コハクのために奏せられる挽歌であった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...生残(いきのこ)りの団員たちを呼びあつめてもらった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...船長と生残りの船員とは...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...先に生残つたといふ言葉をつかつたがまさにその通りで...
武田麟太郎 「落語家たち」
...生残(いきのこ)った者といえども...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...わたくし達一同の視線は唯前栽の中に咲いている箱根ウツギと池の彼方に一本生残っている老松の梢に空しく注がれるばかりであった...
永井荷風 「百花園」
...それにくらべて生残った私たちのみじめさ...
永井隆 「長崎の鐘」
...彼が死んで私が生残っているのを...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...自分がこの世に生残ったと知ると...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...そいつが出来あがったときに生残った人間は二百人のうちたった十八人...
久生十蘭 「金狼」
...いまこの船に三人だけが生残っていると...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...生残(いきのこ)っていた水上機が四機...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
......
正岡容 「大正東京錦絵」
...「この男は加波山(かばさん)事件の生残りじゃ...
夢野久作 「近世快人伝」
...慶長の生残りでな...
夢野久作 「名君忠之」
...その郵便配達手君は青島(チンタオ)戦争の生残りという歩兵軍曹であった...
夢野久作 「眼を開く」
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