...頑固者だから、生一本でやっていくつもりだ...
...彼女は生一本の性格で、頑張って働いている...
...生一本のアスリートが、金メダルを獲得した...
...あの人は生一本のバイク乗りで、ツーリングが趣味だ...
...彼は生一本の芸人で、とても面白い...
...生一本(きいっぽん)な気象とで...
有島武郎 「クララの出家」
...灘の生一本は何ともいへない醇酒だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...静葉も生一本の調子をだしてしまった...
豊島与志雄 「立枯れ」
...或は保子さんのあの生一本(きいっぽん)な性情から出たことかも知れない...
豊島与志雄 「反抗」
...我々は最初から生一本だから策も略も無いが...
中里介山 「生前身後の事」
...まして手入らずの生一本(きいっぽん)ときては……」二十六ほどなく大中寺の門前までやって来た時分に...
中里介山 「大菩薩峠」
...けっして純粋な生一本(きいっぽん)の動機からここに立って大きな声を出しているのではない...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...生一本な調子などが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正直で生一本で聊(いさゝ)かノウ天氣な八五郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの生一本で正直な横井源太郎に惚れて居たのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...灘(なだ)から取寄せたという生一本の銘酒や...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...純眞生一本の心でもつて...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...生一本な芸術至上主義者を憤慨させるに足るであらう...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...飲みたい飲みたいといつぞやから唄に歌っていた灘の生一本を...
正岡容 「寄席」
...流行を趁(お)うことなき生一本なK・K氏の熱情にたいしては...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...独逸人は生一本の野性から正直に之を云うに過ぎぬので米人の排日とは又訳がちがう...
森於菟 「屍体異変」
...酒ももちろん生一本...
山本笑月 「明治世相百話」
...飲んでみると生一本の上々である...
吉川英治 「落日の荘厳に似る」
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