...頑固者だから、生一本でやっていくつもりだ...
...彼女は生一本の性格で、頑張って働いている...
...生一本のアスリートが、金メダルを獲得した...
...あの人は生一本のバイク乗りで、ツーリングが趣味だ...
...彼は生一本の芸人で、とても面白い...
...生一本(きいっぽん)の朝の空気を飲みたい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...生一本(きいっぽん)であった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...生一本、此地方でいはゆる引抜はよかつた、N家の酒はよい酒である、そのよい酒の最もよい酒だ、酔うて蚊帳もつらずに寝たのはあたりまへだらう...
種田山頭火 「行乞記」
...うまい酒だつた(酒そのものも文字通りの生一本だつた)...
種田山頭火 「旅日記」
...筋道の考え方が生一本(きいっぽん)に過ぎていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな生一本な男に...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらにも了見(りょうけん)がございますぞ」「そんなに生一本におっしゃるものじゃございませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...併し私の妙子は、性格的にも至って明るく、少し無鉄砲で、生一本で、優しくて、臆病で本当に十三の小娘のようにナイーヴなところがありました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...灘(なだ)の生一本(きいっぽん)が五升」「上菓子は解っているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の敵を討つて下さい」若くて生一本な權八は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生一本な調子などが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...灘から取寄せたといふ生一本の銘酒や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの生一本の娘――お孃さんのお絹さんは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...純眞生一本の心でもつて...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...案外貴女の生一本は内べんけいじゃなかったの...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ああ俺のような江戸前の生一本の業平蜆が...
正岡容 「小説 圓朝」
...飲みたい飲みたいといつぞやから唄に歌っていた灘の生一本を...
正岡容 「寄席」
...龍泉殿の生一本(きいっぽん)な気性は彼も知っている...
吉川英治 「私本太平記」
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