...頑固者だから、生一本でやっていくつもりだ...
...彼女は生一本の性格で、頑張って働いている...
...生一本のアスリートが、金メダルを獲得した...
...あの人は生一本のバイク乗りで、ツーリングが趣味だ...
...彼は生一本の芸人で、とても面白い...
...蠅男は後から灘(なだ)の生(き)一本かなんかを贈ってくるだろうよ」「灘の生一本? 僕は甘党なんですがねえ」「ホイそうだったネ...
海野十三 「蠅男」
...夫の木村に対する嫉妬が生一本で強烈なものにならないからであった...
谷崎潤一郎 「鍵」
...生一本、此地方でいはゆる引抜はよかつた、N家の酒はよい酒である、そのよい酒の最もよい酒だ、酔うて蚊帳もつらずに寝たのはあたりまへだらう...
種田山頭火 「行乞記」
...うまい酒だつた(酒そのものも文字通りの生一本だつた)...
種田山頭火 「旅日記」
...生一本(きいっぽん)な行動をしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この生一本の男には忘れんとしても忘れられない...
中里介山 「大菩薩峠」
...生一本(きいっぽん)に愛された記憶ももたない彼女は...
夏目漱石 「明暗」
...そんな方じゃございません」娘の生一本(きいっぽん)さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...駒次郎に逢つて聞くと、「お曾與は良い娘でしたよ、生一本で、情が濃(こまか)くて――」そんな事を言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...灘(なだ)の生一本を取寄せて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...灘から取寄せたといふ生一本の銘酒や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こつちは生一本だから安心して飲んで下さいよ...
牧野信一 「街角」
...生一本混ぜ物なしの江戸っ子じゃないか...
正岡容 「寄席」
...M子の好い処はその生一本の気持にある...
宮本百合子 「M子」
...若い宏子たちと共通なような生一本なものが瑛子のとり乱した感情を貫いていたので...
「海流」
...酒なら灘の生一本...
森本薫 「華々しき一族」
...里見さんほど生一本で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...酒ももちろん生一本...
山本笑月 「明治世相百話」
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